ベーグル専門店「kotton.(コットン)」が9月、青葉区立町の西公園近くに実店舗をオープンする。
同店を営むのは、この春高校を卒業した三浦琴音さんと、元教員の加藤絵美さん。三浦さんはコロナ禍だった中学生の頃にパン作りを始めたところ、ベーグルの魅力にはまり独学で腕を磨き、高校時代には各地のベーグル店を巡って食感や具材の組み合わせを研究しながら自分らしい味を追求してきたという。
出店のきっかけは、三浦さんの母親と長年親交のあった加藤さんが、三浦さんの作ったベーグルを食べたこと。若い人がチャレンジできるような店を持ちたいと考えていた加藤さんは、その味に可能性を感じ、イベント出店の話を持ちかけた。
「私や家族はおいしいと思っていても、同じようにおいしいと思ってもらえるか初めは不安だった」と明かす三浦さん。「予想以上の売れ行きで、自信になった」と振り返る。出店ごとにリピーターも増え、現在はイベントや間借り出店で販売すると1、2時間で売り切れるようになった。常設店を構えることでより多くの人に味を知ってもらえることに期待を寄せる。
三浦さんはベーグル作りについて、「きれいに焼き上がるのを見るのも楽しいし、何より自分が食べたいと思って作っているのかもしれない」と笑顔を見せる。「もう一度食べたいと思うようなベーグルにしたくて、おいしくてもあと一歩届かないなと自分が感じるものは商品化しない」とこだわりをのぞかせる。加藤さんは「丁寧で、こだわりがあって手を抜かない。それがおいしさの秘密では」と話す。
新店ではベーグルのほかドリンクも販売し、イートインにも対応する予定。「まずは店を軌道に乗せ、将来的には若い人が挑戦できる場所にしていけたら」と加藤さん。三浦さんは「ベーグルが苦手だった人にもおいしいと思ってもらえるベーグルを作りたい。毎日作って売り続けるのは大変だと思うが、おいしいベーグルを日々届けられるように頑張りたい」と意気込む。
現在、開業資金の一部を募るクラウドファンディングを行っている。8月8日まで。