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全日本珠算選手権で東北大生が「読上算」日本一に 仙台在住の奈良朋果さん

読上算で優勝した奈良さん(写真提供=全国珠算教育連盟)

読上算で優勝した奈良さん(写真提供=全国珠算教育連盟)

 京都市で8月8日に開かれた「令和8年度全日本珠算選手権大会」の種目別競技「読上算」で、仙台市在住の東北大3年、奈良朋果さんが優勝した。

全国から689人が出場した大会の様子

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 全国珠算教育連盟(京都市南区)が「そろばんの日」に合わせて毎年開いている同大会。68回目となる今回は、全国から689人が出場した。

 読上算は、最大16桁の数字が35~40秒間に15回読み上げられ、高速でそろばんを弾く技術に加え、数字を瞬時に聞き取る力も求められる。今回は15人が第1問を正答後、読み上げスピードが上がるにつれて選手が次々と脱落。第4問からは小学6年の選手と一騎打ちになり、6問目で勝負が決した。

 奈良さんは長野県松本市出身。珠算教室を営む母と2歳上の姉の影響で3歳の頃にそろばんを始めた。現在は珠算、暗算とも十段。大学進学を機に仙台に移り、泉区の泉そろばんスクールに通っている。同連盟によると、2025年7月から2026年6月までの珠算検定試験における十段合格者の割合は約0.12%、暗算検定試験の十段合格者は約0.44%。

 今回で11回目の出場となった奈良さん。読上算の対策として、同連盟のユーチューブで公開されている読み手の音声を繰り返し聞き、特徴を把握して大会に臨んだという。「珠算では上達するにつれて暗算で計算するようになり、そろばんをはじく機会は減ってしまう。私はそろばんをはじくこと自体がとても好きで、普段から息抜きによくはじいている。それも読上算の練習として役立ったのでは」と話す。

 優勝の瞬間について、「実力者が非常に多く、入賞を狙うことさえ難しいと思っていたので、本当に驚いた。今までのそろばんに対する姿勢が報われたのかなと思い、とてもうれしかった」と振り返る。昨年は思うような結果を残せなかった得意種目の読上暗算でも4位入賞し、個人総合競技でも手応えを得たという。「毎日読み手として練習に付き合ってくれた母や、たくさんの問題を用意してくださった教室の先生に感謝したい」と奈良さん。

 「珠算の魅力は大人になっても楽しめるところ。全国にはたくさんの読み手の先生がいるので、誰が読んでも安定して正答できるようになりたい。余計な指の動きをなくし、よりスピードの速い問題にも対応できるようになることが目標。毎年成長できるよう、地道な努力を重ねていきたい」と意気込みを新たにする。

 今年の個人総合競技では、過去12度優勝している仙台市の土屋宏明さんが1500点の満点を獲得し、同点決勝の結果2位に輝いた。

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