仙台空港、再開後初の国際チャーター便運航-国内線定期便は7月再開へ

復旧工事が進む仙台空港ターミナル

復旧工事が進む仙台空港ターミナル

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 仙台空港(名取市)から6月23日、東日本大震災発生後初の国際便が飛び立った。

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 ハイフライ航空(ポルトガル)のスペイン・マラガ行きで、JTB東北(宮城県仙台市)がヨーロッパツアー向けにチャーターした。同空港は震災により全面閉鎖し4月に限定的に航空機の運航を再開したが、同便は再開後初めての国際線旅客便となる。

 同空港によると国際定期便の再開に必要な出入国施設などは7月に整う予定だが、チャーター便に関しては暫定施設で対応するという。国際チャーター便の出発は6月29日、7月9日・20日にも予定されている。

 国内線定期便の運航については7月25日に、震災前のスケジュールにほぼ回復する。ANAが札幌・大阪(伊丹)・中部・沖縄便を、一部増便を含め再開。JALの札幌・福岡線、北海道国際航空(エア・ドゥ)の札幌線、アイベックスエアラインズの成田・広島線も同日に運航を再スタートする。国際定期便ではユナイテッド航空(米)が10月からグアム線の再開を予定することが伝えられている。

 同空港は旅客ターミナルを中心に空港の復旧工事を進めているが、空港アクセス鉄道は9月末に全線開通の見込み。航空各社は利用者に向け、バスやタクシーなどの公共交通機関の利用を呼び掛けている。(取材協力=みんなの空港新聞)

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