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県内7酒蔵で醸す「DATÉ SEVEN」販売 地元酒米使い「オール宮城」で世界へ

「リーダー蔵」を務める川敬商店の川名さん(中央左)と山和酒造店の伊藤さん(中央)はじめ、「DATÉ SEVEN」を手がけた県内7酒蔵の関係者

「リーダー蔵」を務める川敬商店の川名さん(中央左)と山和酒造店の伊藤さん(中央)はじめ、「DATÉ SEVEN」を手がけた県内7酒蔵の関係者

 宮城県内の酒造会社7社が共同で醸造を手がけた日本酒「DATÉ SEVEN(ダテセブン)」の販売が7月3日、始まった。

「DATÉ SEVEN」黄金澤styleと山和style

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 国内外への宮城の地酒PRと酒造技術の向上を目的に、県内7酒蔵が酒造りの工程を分担して一つの酒を醸す「DATÉ SEVEN」。2015(平成27)年に始まり、全体を統べる「リーダー蔵」が2021年で一周した。2022年からは「SEASON2」として2蔵をリーダー蔵とし、それぞれの個性を生かした2種類の商品を展開している。

 今年は山和酒造店(加美町)と川敬商店(美里町)がリーダー蔵を務め、新澤醸造店(大崎市)が原料処理、萩野酒造(栗原市)がこうじ、勝山酒造(仙台市)が酒母、佐浦(塩釜市)がもろみ、墨廼江(すみのえ)酒造(石巻市)が搾りを担当した。テーマは「オール宮城で、世界へ挑む。」。原料米を兵庫県産山田錦から宮城県産酒造好適米「蔵の華」と「吟のいろは」に切り替え、酵母は宮城酵母を採用。精米歩合は非公表だが、純米大吟醸規格。アルコール分は15度。

 川敬商店蔵元・杜氏(とうじ)の川名由倫さんは「全蔵がリーダー蔵を経験し実力も伴ってきたことから、宮城の米、宮城の人で造った宮城の酒を世界に発信したいと考えた」と話す。山和酒造店社長の伊藤大祐さんは「夏場の猛暑の影響で米が硬く割れやすく、非常に苦労したが、洗米工程から丁寧に時間をかけてやっていただき、良い状態で仕込むことができ、各工程の担当蔵とも話し合いを重ねて、うまくバトンがつながった」と振り返る。

 2日は仙台市青葉区の宮城県酒造会館でお披露目会が開かれ、初めて抜栓した2種類の酒を7酒蔵の担当者がテイスティングし、感想を述べた。「黄金澤style -華やぎの赤-」は華やかな果実香と適度な甘み、心地よい余韻が特徴で、「山和style -澄み渡る白-」は爽やかで穏やかな香りと米のうまみ、切れのある味わいで食中酒として楽しめる酒質。それぞれの酒蔵の個性が際立つ対照的な味わいに仕上がったという。

 伊藤さんは「爽やかな香りと米感のある澄んだ味わいが実現できた。和食、洋食問わず料理と合わせて楽しんでもらえれば」と話し、川名さんは「安心して全国に、世界に発信できる酒になった。できれば2本そろえてもらい、同じ原料でもここまで違う酒になるということを飲み比べで楽しんでほしい」と呼びかける。

 価格はいずれも720ミリリットル=2,970円。数量限定。県内の酒販店や藤崎、仙台三越などで取り扱う。抜栓解禁日は7月7日19(午後7)時。韓国、台湾、シンガポールへの展開を予定する。

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