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4年ぶり通常開催の「アラバキ」閉幕 大トリは奥田民生さんのセッション

晴天に恵まれた初日の「BAN-ETSU」ステージの様子

晴天に恵まれた初日の「BAN-ETSU」ステージの様子

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 エコキャンプみちのく(川崎町)で4月29日・30日、東北最大規模の野外音楽フェス「ARABAKI ROCK FEST.(アラバキロックフェスティバル)23」(以下アラバキ)が開かれた。

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 2001(平成13)年に初開催し、春の野外音楽フェスとして定着したアラバキ。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて2020年、2021年は中止となり、2022年は規模を縮小し3日間にすることで混雑を分散した。今年、4年ぶりとなる通常開催に踏み切った。

 ASIAN KUNG-FU GENERATION、ELLEGARDEN、エレファントカシマシ、吉川晃司さん、9mm Parabellum Bullet、Creepy Nuts、くるり、ゴスペラーズ、サンボマスター、SHISHAMO 10周年スペシャル、水曜日のカンパネラ、ストレイテナー、sumika、竹原ピストルさん、DISH//、10-FEET、東京スカパラダイスオーケストラ、堂島孝平さん(荒吐親善大使)、THE BACK HORN、ハンバートハンバート、BiSH、the pillows、BRAHMAN、FLOW、マカロニえんぴつ、マキシマム ザ ホルモン、緑黄色社会など、2日間で約100組のアーティストが出演し、6つのステージと1つのブースで100を超えるライブを展開した。

 初日は晴天に恵まれ、2日目も開演前には雨が上がり、延べ約4万5000人が来場。マスクは自己判断での着用、公演中の歌唱・歓声も可能となり、会場には4年ぶりに大きな歓声が広がった。

 8000人を収容する同フェス最大規模の「MICHINOKU」ステージで初日のトリを務める予定だったThe Birthdayはボーカル、ギターのチバユウスケさんが食道がんと診断され治療に専念することになったため、出演を取りやめた。その1つ前の出番だったELLEGARDENがアンコールでThe Birthdayの「涙がこぼれそう」を演奏するなど、多くのアーティストがステージ上からチバさんに思いを込めてメッセージを送った。

 「MICHINOKU」ステージの大トリを飾ったセッションは、MICHINOKU PEACE SESSION「奥田民生 アラバキ★ライダー」。奥田民生さんを中心に、フジファブリックの山内総一郎さん(ギター)、金澤ダイスケさん(キーボード)、加藤慎一さん(ベース)、フジファブリックのサポートも務める伊藤大地さん(ドラム)でバンドを構成。曽我部恵一さん、のんさん、岸田繁さん(くるり)、後藤正文さん(ASIAN KUNG-FU GENERATION)、BiSH、TOSHI-LOWさん(BRAHMAN/OAU)、吉川晃司さんをゲストに迎え、「マシマロ」「すばらしい日々」「大迷惑」「さすらい」など奥田さんやユニコーンの楽曲と、各アーティストの楽曲をセッションした。最後はゲスト全員が再びステージに集まり、「イージュー★ライダー」で締めくくった。

 終演後、ARABAKI PROJECT代表の菅真良さんは「これからもアーティストの皆さんへのリスペクトを込めながら、ここでしか見られないアラバキロックフェスを続けていきたいと思うし、この先何十年も、次の世代の方がそういう気持ちでアラバキを続けていってくれたら。皆さんも東北でこんなことをやっているんだぞと自慢してほしい。2日間の思い出を糧に、お互い頑張っていきましょう」と呼びかけた。

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