「東北大学115周年記念プレミアムビール Kawatabi Berry（カワタビベリー）」が9月22日、老舗百貨店「藤崎」（仙台市青葉区一番町3）本館地下1階和洋酒売り場で発売され、限定200本が45分で完売した。

藤崎の売り場に並んだビール　45分で完売した

　1907（明治40）年に日本で3番目の帝国大学として、地方自治体と民間企業の寄付により設立された東北大。創立115周年・総合大学100周年を迎えた今年、国内外における発信力・ブランド力の強化と、同窓生や地域の人たちに身近に感じてもらうことを目的に、さまざまなオフィシャルグッズを企画。9月13日に販売を始めた「白松がモナカ本舗」とのコラボ商品「吾輩（わがはい）は羊羹好（ようかんずき）な猫である」（ミニようかん4個入り、800円）は、約2000個を売り上げるほどの人気を集めている。

　今回のクラフトビールは、藤崎と市内中心部のクラフトビール醸造所「BATSUJI BREWING（バツジ ブルーイング）」（青葉区大町1）と、約半年の企画開発期間を経て完成させた。

　バツジ ブルーイングのヘイジーIPA（にごりとホップの華やかな香りが特徴のビアスタイル）をベースに、「東北大学川渡フィールドセンター」（大崎市）で栽培したブルーベリーを副原料に加え、同大のスクールカラーである紫をキーイメージに作り上げた。アルコール度数は8％。「ブルーベリーを加えたことで、ヘイジーIPAの特徴でもあるフルーティーな味わいが一層際立つとともに、ブルーベリーの甘みや酸味も楽しんでもらえる」と同大担当者。

　ラベルには福祉施設「多夢多夢舎（たむたむしゃ）中山工房」所属アーティストの竹内聖太郎さんがブルーベリーをテーマに描き下ろしたデザインをあしらう。

　10月1日・2日には、東北大学川内萩ホールで行われる「東北大学ホームカミングデー」で115本限定で販売する。330ミリリットル瓶入りで、価格は1,200円。売り上げの一部は東北大学基金に寄付され、同大の教育・研究活動に役立てられる。

　バツジ ブルーイングでは現在、たる生をグラス（S・230ミリリットル＝800円、R・375ミリリットル＝1,200円）で提供している。15リットルたる4本分がなくなり次第提供終了。