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県産ブランド米「だて正夢」のクラフトビール第2弾 刺し身に合うヘイジーIPA

「だて正夢」を使ったクラフトビールの第2弾「だて正夢 HAZY IPA」

「だて正夢」を使ったクラフトビールの第2弾「だて正夢 HAZY IPA」

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 宮城県産ブランド米「だて正夢」を使ったクラフトビールの第2弾「だて正夢 HAZY IPA(ヘイジー アイピーエー)」が7月上旬から、県内のスーパーや酒販店などで販売されている。

酒店の冷蔵庫に並ぶ「だて正夢」のクラフトビール

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 県と包括連携協定を締結しているカメイ(仙台市青葉区)と、「仙南クラフトビール」を製造する仙南シンケンファクトリー(角田市)が連携し商品化。今年2月に限定販売を始めた「だて正夢IPA」は、これまでに瓶入り商品約4500本、飲食店向けたる生と合わせて約2000リットルを出荷している。

 企画したカメイによると、消費者からは「それほど期待していなかったが本格的な味わいでびっくりした」「初めてクラフトビールを飲み、普通のビールと全然違う味わいに驚いた」「新たな宮城の特産品ができたのはいいこと」「コメが入っているので余韻がすっきりしていておいしい」などの声が寄せられているという。

 第2弾は、原材料に麦芽とオーツ麦、ホップ、副原料に「だて正夢」を使った、濁りが特徴のヘイジーIPAスタイル。アルコール度数は6%。同担当者は「現在クラフトビールの人気はIPAとヘイジーIPAの2種といっても過言ではない。ヘイジーIPAの味わいを未体験の方に味わってもらいたいという思いと、コロナ禍の閉塞(へいそく)感漂う中、地産地消による経済活性化と明るい話題の提供ができればと思い企画した」と話す。

 仙南シンケンファクトリーのビール工房で醸造し、初回は瓶入り約4000本の限定生産を予定する。醸造長の岡恭平さんは「コメを使ったことで飲み口はすっきりとして爽快、ドリンカブルな(飲みやすい)味わいに、ホップのトロピカルなフレーバーが特徴。コメの甘さを生かしすっきりとした味わいにするために、麦芽とコメの糖化工程に気を付けて仕込んだ」と話す。お薦めのペアリングは刺し身で、「個人的にはカツオのたたき」とも。

 県内のスーパーや酒販店、道の駅など27店舗で順次取り扱いを始めている。県農政部みやぎ米推進課担当者は「『だて正夢 HAZY IPA』を楽しんでもらうとともに、ビールを通じて『だて正夢』に興味を持って、精米でも食べてもらえたら」と期待を寄せる。

 価格は330ミリリットル入り=737円。

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