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仙台市役所建て替え現場に子どもの遊び・学びの場 夏休みに平日開放日

仙台市役所本庁舎の建て替え工事現場に設けられた「こども現場プロジェクト」スペース

仙台市役所本庁舎の建て替え工事現場に設けられた「こども現場プロジェクト」スペース

 仙台市役所本庁舎の建て替え工事現場に設けられた子どもの遊び・学びの場「こども現場プロジェクト」が8月18日~20日、学校の夏休みに合わせ平日に開放される。

詰め所3階から見下ろす現場の様子

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 東北大学大学院工学研究科が主催する同プロジェクト。工事現場を地域に開き、子どもが遊びながら建築や社会の仕組みに触れる機会をつくろうと3月下旬に始めた。西脇智哉准教授、本江正茂准教授、齋藤玲助教が中心となり、大林組JV、仙台市本庁舎整備室が協力する。

 地下鉄勾当台公園駅北1出入り口近く、仮囲いの内側に工事現場を間近に見られるスペースを設ける。実際の図面を使ったクイズ、建築に関する本、現場にあるものを探す「げんばみっけ」、積み木、建設機械バックホーへの乗車、ヘルメットや安全靴、安全帯などの装備を身に着ける体験などを用意する。

 プレハブの詰め所3階にも体験スペースを設ける。配合を調整して短時間で固まるようにしたモルタルを型に流し、フィギュアを作る体験などを行う。夏休み期間には、工具を使った看板作りや、建物の模型を作って参加する「みんなの街づくり」も行っている。

 開設からの利用者は延べ約3500人。30回以上訪れた子どももいるという。通常は土曜・日曜に開放しているが、夏休み期間は実際に多くの人や重機が動く様子が見られる平日も数日のみ開放する。

 西脇さんがプロジェクトを着想するきっかけの一つとなったのが、東日本大震災後の2012(平成24)年に日経コンストラクションが行った意識調査だった。震災の被災地支援に貢献した団体・組織として建設業を挙げた人は、建設業界の回答者では50%だったのに対し、一般の回答者では18%にとどまった。

 「自衛隊が活動するための道を開き、仮設住宅を建てるなど、建設業も復旧・復興に大きく関わったが、業界が持つセルフイメージと一般の人が持つイメージには隔たりがあった」と西脇さん。「建設業がニュースになるのはネガティブな話題が多い印象で、建物を造るのはとても面白い仕事なのに、それが伝わるような話題が少ないと感じていた」とも。

 「子どもたちに建物が建ち上がっていく様子を継続して見てもらいたい。職人になってもらわなくても、『建設現場に来ると、ちょっと面白いことがある』という場所になり、建設業への印象が『うっすらネガティブ』から『うっすらポジティブ』に変わるだけでも大きい。一つのモデルケースにできれば」と期待を寄せる。

 開放時間は11時~15時。利用無料。予約不要。対象は小学生以下の子どもと同伴する保護者。2027年3月ごろまでの開設を予定する。開放日はインスタグラムで知らせる。

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