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宮城県が前売り宿泊券半額販売 事業者支援で、感染状況見極めに利用期間設定

宿泊前売り券イメーシ?。上が表面、下が裏面。購入した施設でのみ利用できる

宿泊前売り券イメーシ?。上が表面、下が裏面。購入した施設でのみ利用できる

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 宮城県が6月15日、県内の宿泊事業者支援を目的にした宿泊前売り券の販売を始めた。購入と利用は宮城県民を対象とし、1,000円券×5枚の1セット5,000円分を半額の2,500円で販売する。

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 新型コロナウイルスの影響を受け苦境に立つ旅行事業者や宿泊事業者を支援しようと、県が昨年度展開した「せんだい・みやぎ絆の宿キャンペーン」「仙台・宮城すずめのお宿キャンペーン」に続く宿泊費助成事業。県は「旅行需要が落ち込んでいる中、地域的な感染の広がりを抑制しつつ、宿泊事業者への支援を早急に行う必要がある」と判断し、実施に踏み切った。

 「みやぎ宿泊割キャンペーン『買って応援!宿泊前売券プラン』」と題し、宿泊や日帰り入浴で利用できる前売り券を販売する。額面総額は10億円で、うち県が半分の5億円を補助する。販売期間は7月31日までだが、20万セットに達した時点で終了。

 特設ウェブサイトに掲載されている参加施設で直接、または電話やインターネットで購入し、その宿泊施設で利用する。1施設につき1人3万円分まで購入でき、利用上限は宿泊=1人1泊1万円、日帰り入浴=1グループ1万円。利用期間は10月1日のチェックインから2022年3月31日のチェックアウトまで。

 村井嘉浩県知事は「今はまだ(感染拡大が)落ち着いているが、時短を解除したばかり。今後感染がどのようになるのか、まだしっかりとしたことが見込めない。もう少し様子を見なければならないことから、(利用開始までの)期間を置いた」と説明する。「まだこのようなキャンペーンは早いのではないかという声もあったが、そうするとお金が全然回らなくなってしまう。非常にお困りである宿泊・観光関係者に少しでも早く現金が渡るようにした方がいいと考え、期間を置いてお泊まりいただくことを考えた」とも。

 現在、県内のホテル、旅館、民宿、コテージなど105施設が参加。県は今月18日まで参加宿泊施設を募集している。

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