「宮城・仙台アニメグランプリ」受賞作決まる-メディアテークで表彰式

メディアテークで行われた上映会の様子。投影されている映像がグランプリ受賞作「My Way Home」

メディアテークで行われた上映会の様子。投影されている映像がグランプリ受賞作「My Way Home」

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 宮城県や仙台市などが主催する「宮城・仙台アニメ-ショングランプリ2011」の受賞作品が決定し、せんだいメディアテーク(仙台市青葉区春日町)で2月4日、表彰式と作品上映会が行われた。

「宮城・仙台アニメ-ショングランプリ」表彰式の様子

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 「デジタルコンテンツ分野における宮城・仙台地域の認知度向上」「地域のデジタルコンテンツ文化の普及や関連人材の発掘・育成」などを目的に2008年から行われている同コンテスト。今年は「自由課題部門」に25作品、「アニメむすび丸」のCMを題材にした「企画・原案部門」に45作品が寄せられた。

 自由課題部門でグランプリを獲得したのは藤間さちおさんの作品「My Way Home」。「通勤」をテーマにした同作は、会社員でもある藤間さんが毎日利用する車窓風景から生まれたという。「都市近郊で働く社会人の生活の中で、通勤はストレスを感じる原因にもなっているが、毎日違う景色を見付けてイマジネーションを感じることもできる場所。この作品を通して、大きくなっても夢を見る心を忘れないという気持ちと、帰る家があることの大切さを感じていただければ」(藤間さん)。

 同実行委員会の担当者は「今年もバラエティーに富んだレベルの高い作品が集まったが、その中でも審査会の全会一致でグランプリが決まった。単純な線画で人生の哀愁を漂わせる作品に仕上がっていて、切なくて温かい。『いろいろあるけど、人生ってやっぱり素晴らしい』と思わせてくれる作品」と評価する。

 企画・原案部門では、石黒晴子さんの「すずめ踊り」、二瓶貴子さんの「芋煮会」が最優秀賞を獲得。「地元のPRを意識した作品が多かった。県内の大学や専門学生からの応募を中心に、子どもとお母さんが一緒に作った作品などもあり、温かみのあるコンテストになった」(同担当者)。

 グランプリ、最優秀賞のほか各賞受賞作品は近日中にサイトで公開を予定する。

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