仙台で「アニソングランプリ」予選初開催-中学生の趙さんが優勝

「第4回 全日本アニソングランプリ」仙台予選大会で優勝した趙秋奈さん

「第4回 全日本アニソングランプリ」仙台予選大会で優勝した趙秋奈さん

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 仙台の専門学校「デジタルアーツ仙台」(仙台市青葉区本町2)・ライブシアターで7月3日、「第4回 全日本アニソングランプリ」仙台予選大会が開催された。

最年少・女子中学生コンビの「ふわふわ時間」

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 同コンテストはアニメ専門チャンネル「アニマックス」を運営するアニマックスブロードキャスト・ジャパン(東京都港区)が2007年から行っているアニメソング(アニソン)オーディション。「アニソン歌ってプロデビュー」のキャッチコピー通り、グランプリに輝いた応募者にはアニメ主題歌でのデビューが確約される。

 4回目を迎える今年は札幌・東京・名古屋・大阪・福岡に加え、初めて仙台で予選大会を実施。同社広報担当者は「これまでの5都市以外に需要が予想され、戦国ブームなどでアニメが盛り上がっているという話題もあり親和性が高いと考えた」と話す。前回グランプリの佐咲紗花さんが秋田出身で、東北地方での開催がなかったため出場するのに苦労したことも理由になったという。

 予選大会への応募者総数は過去最多の1万189組。事前審査を経て、県内を中心に青森・岩手・山形・福島・新潟・栃木・神奈川から13歳~37歳の32組が仙台予選に進出。オーディションの様子はインターネットでも生中継された。

 優勝したのは仙台市青葉区の中学生・趙秋奈さん。「HANAJI」(まりあ†ほりっく)を完璧に歌い上げ、審査員の注文に応じてさまざまなキャラクターの声を作ってみせるなど「基本がよくできていて、総合力がずば抜けて高かった。この年齢でここまでの完成型になっていることが逆に怖いくらい」(審査員)と高い評価を得た。準優勝は、「はじめてのチュウ」(キテレツ大百科)を静かに歌い上げた太白区の高校生・橋本裕太さん。「決してテクニック的にうまいというわけではないが独自の世界観を持っていて、ナチュラルでいいなと好感が持てた」と評価された。「人前で歌うのが初めてだったのですごく緊張したが、気持ちよく歌えて良かった」と橋本さん。

 優勝の趙さんと準優勝の橋本さんは9月25日に東京で行われる決勝大会に出場する。趙さんは「支えてくれたみんなのおかげで優勝できた。今日残念だった参加者の方の気持ちも全部背負って、頂点で輝けるように頑張りたい」と意気込みをみせた。

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