仙台に洋菓子店「九二四四」-和洋の枠にとらわれないスイーツを提供

「九二四四」純和風の店内。「男性客でも気軽に入れるような店を意識した」(橋浦さん)

「九二四四」純和風の店内。「男性客でも気軽に入れるような店を意識した」(橋浦さん)

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 仙台市青葉区の晩翠通沿いに7月12日、洋菓子店「九二四四(きゅうにいよんよん)」(仙台市青葉区二日町、TEL 022-266-9244)がオープンした。

ショーケースに和洋スイーツが並ぶ店内

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 同店オーナーの橋浦邦義さんは、市内の洋菓子店で約8年間勤務。「和洋の枠にとらわれない新しいケーキを提供したい」との思いから独立し、同店をオープンした。店名は橋浦さんの名前から取ったもので、「自分の名前に恥じぬよう、お客さまと家族への愛と感謝を込めた」という。

 店舗面積は10坪で、イートインスペース4席も設ける。「京都の長屋」をイメージした店内は、焦げ茶・白・木目をベースカラーに、枯山水や竹を配した「和」の雰囲気漂う空間が特徴。「日本人が一番ほっとするのは純和風のものではないかと思い、日本の旅館のように安心して落ち着けるような空気感を大切にした」と話す。

 商品は、季節の素材を使用したジャンルにとらわれないスイーツが中心。ラインアップは、「紫芋とマスカルポーネ」「抹茶ムースとミルク羊羹」「米粉で苺のショートケーキ」「胡麻とラズベリーのショコラ」などのショートケーキ15種類(各350円)、「モンブランとカルピスの大福」「カシスと粒あんの大福」など大福4種類(各300円)、焼き菓子10~12種類。「朝食やビールのつまみにぴったり」という総菜ケーキ3種類(各150円)も用意し、客の好みやイメージを聞いて作るデコレーションケーキ(3号サイズ1,000円~、要予約)も。

 客単価は1,200~1,500円。オープン後は女性客を中心にカップル、家族連れなど20代後半~50代の利用が多く、男性客も増えているという。橋浦さんは「ケーキを選んでいただいている瞬間にお客さまが大切な方を思い出したり、ケーキを食べた方々が笑顔になったり優しい気持ちになったり、そんなことを想像して毎日ケーキを作っている。僕のケーキが少しでも人と人のつながりのお役に立てれば」と話す。

 営業時間は10時~19時。日曜定休(月曜が祝日の場合は日曜営業、月曜定休)。

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