仙台の食器セレクトショップが1周年-伝統を感じさせる内外の食器を販売

1周年を迎えた食器セレクトショップ「レ・ヴァコンス」のオーナー・門脇綾さん

1周年を迎えた食器セレクトショップ「レ・ヴァコンス」のオーナー・門脇綾さん

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 仙台市青葉区の西公園向かいにあるセレクトショップ「Les VACANCES(レ・ヴァコンス)」(仙台市青葉区立町9、TEL 022-399-8573)が1周年を迎えた。

ヨーロッパのアンティーク食器など

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 同店は、オーナーの門脇綾さんが昨年7月4日にオープンした食器のセレクトショップ。ヨーロッパでホームステイしていた際、物を大切に長く使うヨーロッパの人々の生活に触れたことをきっかけに、「伝統的なものを扱う仕事をしたいと考えた」という門脇さん。「女性は育児などで外に出られない時期があるが、そんな時も家の中にお気に入りの物があれば癒やされるのではと思い、日常で使われる食器を選んだ」という。

 店舗面積は13坪。店内は白を基調にした温かみのある雰囲気が特徴。フランス製の食器棚や日本の民芸家具、門脇さんの友人が製作した棚などを什器に使用し、門脇さんが選んだ「その土地の伝統や文化を感じられる食器」を並べる。

 主な商品は、1900年代のフランス・フィンランド・イギリスのアンティーク食器(5,000円台~5万円台)や、日本の「小鹿焼」(大分県)、「読谷山焼」(沖縄県)、「石見焼」(島根県)、「永見窯」(島根県)の陶磁器(840円~1万円台)、「沖縄再生ガラス」の吹きガラス(1,000円台~)など。アンティークのカトラリーやレース、瓶、キャンドルホルダーも。

 客単価は4,000円~6,000円。30~40代の女性客や夫婦などの利用が多いという。「正直、初めは売れないかなと思っていた(笑)が、思っていたよりも本物思考の、目が確かな方が仙台には多いと感じた。古くから受け継がれている物の良さを分かっていただけるお客さまに出会えることが一番の喜び」と門脇さん。「どんなに良いものでも使う人がいなければ作る人もいなくなってしまう。伝統を残すためにもより多くの方に紹介し、作る人を応援していきたい」と意欲をみせる。

 営業時間は12時~19時(日曜・祝日は18時まで)。火曜定休。

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