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仙台市地下鉄南北線駅の「SSサイン」、昨年度に続き販売へ 24セット限定

本年度撤去を予定している長町駅のSSサイン

本年度撤去を予定している長町駅のSSサイン

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 仙台市交通局が12月25日、仙台市地下鉄南北線駅出入り口から撤去した「SSサイン(シンボル標と地下鉄標)」の抽選販売の申し込み受け付けを始めた。

新たに販売する自立するタイプのシンボル標

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 1987(昭和62)年7月15日の南北線開業以来、駅出入り口に設置している仙台市地下鉄(Sendai Subway)の「SSサイン」。市は2021年度から、老朽化しているSSサインを順次、シンボル標と地下鉄標が一体となった東西線タイプの物に切り替えている。

 撤去したSSサインを販売するのは昨年度に続き2回目。前回は17セットの販売に対し、221件の申し込みがあったという。市交通局鉄道管理部営業課長の大友延裕さんは「SSサインは、開業以来駅に設置していたシンボル的なもの。昨年度思い切って販売したが、大変多くの方から申し込みがあり好評だったことから、本年度も販売することにした」と話す。

 前回販売したのと同じシンボル標が自立しないタイプ(1セット=5万円)と、新たにシンボル標が自立するタイプ(1セット=7万円)を販売する。販売数はそれぞれ18セット、6セットを予定するが、撤去の状況により変動する場合がある。

 大きさは、シンボル標=縦約100センチ、横約120センチ、幅約40センチ、地下鉄標=縦約40センチ、横約75センチ、幅約20センチ。重さは、シンボル標の自立しないタイプが35キロ、自立するタイプが55キロ、地下鉄標が15キロ。屋外に設置していたため、表面や内部は傷や日焼けなどによる色・文字のかすれのほか、砂や雨水などによる汚れがある。照明の動作保証はしない。地下鉄標は、下部の開口部分がビス止めの劣化によりガムテープで補強されている物もあるという。

 申し込みはみやぎ電子申請サービスの専用フォームで受け付ける。1人1回のみで、複数応募の場合は無効。支払いは現金に限り、当選した本人が仙台市交通局本庁舎で購入し、受け取る。そのほか注意事項をウェブサイトで公開している。

 大友さんは「昨年度購入された方からは、自宅に展示するなど大事にしていると伺っており、とてもうれしく思っている。今回も、市民に親しまれてきたSSサインを大事にしていただける方に購入してもらえたら」と呼びかける。

 申し込み受け付けは来年1月31日まで。抽選結果は2月中旬までに当選者にのみメールで知らせる。

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