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仙台・藤崎で気仙沼の地酒「蒼天伝」海中貯蔵酒販売会 今年は大吟醸酒も

商品をアピールする藤崎の小野寺さん

商品をアピールする藤崎の小野寺さん

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 仙台の百貨店「藤崎」本館(仙台市青葉区一番町3、TEL 022-261-5111)地下1階・和洋酒売り場で3月9日、「蒼天伝(そうてんでん) 特別純米 海中貯蔵酒 OCEAN MEMORY」の販売会が始まった。

2月20日の引き揚げの様子

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 東日本大震災を風化させない取り組みとして昨年、気仙沼の酒蔵・男山本店の協力を得て商品化した海中貯蔵酒。今年も商品化した。昨年8月に気仙沼市唐桑町にあるカキの養殖いかだの下、海面から約15メートルの海中に沈めて半年間熟成し、今年2月20日に引き揚げた。

 兵庫県産「山田錦」を精米歩合55%まで磨いた特別純米酒。アルコール度数は16度。商品企画に携わった藤崎営業三部プランニング担当バイヤーの小野寺拓朗さんは「通常の商品と品質は同じだが、海に沈めると味わいがすごくマイルドで優しく、華やかな香りになっている」と話す。

 今回は大吟醸酒も海中貯蔵した。精米歩合は35%、アルコール度数は16度。「男山さんもハイクラスのものは沈めたことがないということだったので、チャレンジしてみたい、味わいの変化も楽しみたいと、大吟醸酒も企画した。コクが出て、やはりマイルドな味わいになった」と小野寺さん。

 「お酒単体で飲むのももちろん、気仙沼で取れた魚との相性は抜群なので、魚料理と合わせて楽しんでほしい。このお酒をきっかけに気仙沼に思いを巡らして、足を運んでもらえれば」とも。

 いずれも容量は720ミリリットルで、価格は、特別純米酒=2,420円(200本限定)、大吟醸酒=4,400円(100本限定)。営業時間は10時~19時30分。今月11日まで。

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