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阿部蒲鉾店が「あべかまチップス」販売 スタジアムの人気メニューを商品化

「あべかまチップス」をアピールする馬場さん。青葉区の阿部蒲鉾店本店で

「あべかまチップス」をアピールする馬場さん。青葉区の阿部蒲鉾店本店で

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 1935(昭和10)年創業の老舗かまぼこ店「阿部蒲鉾(かまぼこ)店」(仙台市青葉区中央2、TEL 022-222-6455)がスナック菓子「あべかまチップス」を発売して2カ月がたった。

袋入り商品として販売する「あべかまチップス」

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 「あべかまチップス」は、原材料に魚肉を使った新感覚の揚げスナック菓子。サクサクとした軽い食感が特徴で、魚の味が感じられるようほんのり塩味に仕上げている。

 社長の阿部賀寿男さんが、原材料調達のための海外視察先で見つけた素材で揚げ菓子を作ったのが商品誕生のきっかけ。約5年前に、サッカーJ1・ベガルタ仙台の本拠地「ユアテックスタジアム仙台」に当時出店していたケータリングカーで初めて販売した。その後、「楽天生命パーク宮城店」と「阿部かま ひょうたん揚げ店」(3月31日閉店)で提供し、人気を集めていたが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い販売を休止した。

 再販を望む声が多く寄せられたことから、「自宅でも気軽に食べてもらえるように」とパッケージを一新。袋入り商品として、直営店などでの販売を始めた。1袋35グラム入りで、価格は300円。

 6月27日の販売開始から2カ月で初回生産分8000袋を完売し、現在は2回目の生産分を販売している。スタジアムで購入していた客のほか新たなリピーターも付き、10袋をまとめ買いする人もいるという。販売企画課の馬場直樹さんは「スタジアムで人気だった『あべかまチップス』が手軽で持ち運びやすい形になった。自宅でお茶請けとして、子どものおやつとしてもお薦め」と話す。

 宮城県内の直営店14店舗ほかで販売する。

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