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一番町四丁目に東北初「変なホテル」 非対面チェックイン、地元客に期待も

インタラクティブなフロアプロジェクションで演出する「変なホテル仙台 国分町」1階ロビー

インタラクティブなフロアプロジェクションで演出する「変なホテル仙台 国分町」1階ロビー

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 先進技術を取り入れたホテルチェーン「変なホテル仙台 国分町」(仙台市青葉区一番町4)が9月1日、一番町四丁目商店街に開業する。

エントランスからロビーに続くアプローチのプロジェクションマッピング

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 H.I.S.ホテルホールディングス(東京都港区)が展開する「変なホテル」は2015(平成27)年7月、長崎・ハウステンボスに1号店を出店し、現在では国内18施設、国外1施設を展開している。東北エリアでの開業は初めて。同社担当者は「以前から東北地区に出店したいという思いがあった。コロナ禍の状況ではあるが、基本的に観光もビジネスも盛んな場所なので、ここでスタートしたいと仙台を選んだ」と話す。

 敷地面積は5048平方メートル。建物は地上11階建てで、延べ床面積は849.8平方メートル。2階から上が客室で、ダブルルーム(16.6平方メートル)66室、ツインルーム(21.3平方メートル)70室、デラックスツイン(33.4平方メートル)10室の3タイプ計146室を用意。全客室に衣類クリーニングマシン「LGスタイラー」を設置するほか、ビジネスシーンでの滞在が多いことを鑑み、客室内のデスクは仕事にも十分な大きさで、「長時間座っても疲れにくい」という椅子を採用する。

 1階のエントランスからロビーまでのアプローチ(約20メートル)では、仙台の歴史と祭りのにぎやかさを表現したプロジェクションマッピングを床や壁面に投影。ロビーは杜(もり)の都、仙台の自然をイメージした緑色を取り入れ、客の動きに合わせて変わるインタラクティブなフロアプロジェクションで演出する。

 フロントには壁面に映像を投影する「光のホログラムチェックイン」を導入し、伊達政宗公をモチーフにした侍や、恐竜、忍者などが、チェックインとチェックアウトをサポート。利用客は案内に沿って専用画面を操作し手続きを行うため、利用客とホテルスタッフの接触が不要な「非対面チェックイン」となる。

 ロビーには、歯ブラシやボディータオルなどをそろえるアメニティーバーのほか、約100作品、2200冊の漫画が並ぶコミックブックシェルを設置。オールスパイス(青葉区上杉)が手掛けるレストラン「HACHI(ハチ)」の系列店「MAGO HACHI KITCHEN(マゴハチキッチン)」を併設する。

 「非対面のチェックインで安心して滞在してもらえると思う。もちろん泊まってほしいが、エントランスのマッピングを見に来てもらえれば」と担当者。「地元の方に愛されないと経営は成り立っていかない。遠方への旅行に行きづらい時期でもあるので、地元の方にも週末など利用してもらえたら」と期待を寄せる。

 1室1泊の宿泊料は、ダブルルーム(定員2人)=7,226円~、ツインルーム(同)=同7,650円~、デラックスツイン(3人)=同9,350円~。

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