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「仙台・青葉まつり」開催迫る 4500人のすずめ踊りに時代絵巻巡行

新緑まぶしい杜の都ですずめが舞い踊る「仙台・青葉まつり」

新緑まぶしい杜の都ですずめが舞い踊る「仙台・青葉まつり」

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 仙台の中心市街地で5月19日・20日、杜(もり)の都の初夏を彩る伝統の祭り「仙台・青葉まつり」が開かれる。

「本まつり」の時代絵巻巡行

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 江戸時代の仙台東照宮祭礼「仙臺(せんだい)祭」をルーツとし、明治期に伊達政宗公を祭る青葉神社の祭礼として始まった「青葉まつり」に由来する同祭。1970年代に交通事情などから一度途絶えたが、政宗公没後350年の1985(昭和60)年に「市民がつくる市民の祭り」として復活し、今年で34回目を迎える。

 19日の「宵まつり」では、定禅寺通・中央通・一番町通・勾当台公園・市民広場・元鍛治丁公園などを会場に「仙台すずめ踊り」が披露される。今年は過去最多となる150祭連(まづら)・4500人が参加。夜には、東日本大震災からの復興を願い「仙台木遣(や)り」を先導に3基の山鉾(やまぼこ)が定禅寺通を練り歩く「仙台宵山鉾(復興祈願山鉾)」(19時~19時45分)を行う。

 20日の「本まつり」では、東二番町通~定禅寺通を会場に「時代絵巻巡行」を行う。豪華絢爛(けんらん)な11基の山鉾巡行、勇壮な甲冑(かっちゅう)姿の武者行列、伊達政宗公を祭る青葉神社の神輿渡御(みこしとぎょ)に稚児行列、仙台すずめ踊りの大流しと続く時代絵巻を展開。仙台市内7つの消防団による「仙台消防はしご乗り隊」、五葉山火縄銃鉄砲隊による「伊達古式火縄銃演武」などもある。

 勾当台公園や市民広場では参加型イベントを用意する。城下町の祭りを再現した「伊達縁(だてえん)」では、伝統工芸職人による匠(たくみ)の技を見て体験できる「青葉職人屋台」や、漫才や落語が楽しめる「青葉寄席」、茶屋、居酒屋、お化け屋敷などを展開。市民広場・勾当台公園で行われる「杜の市」では、当代きっての美食家でもあったとされる政宗公にちなみ、地ビールやカキ料理をはじめ「宮城のうまいもの」を販売する。

 開催時間は、19日=10時~21時、20日=10時~18時。

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