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仙台・カメイ美術館で「こけし時代」展覧会-「幻のこけし」約150点も

「こけし時代」本誌と掲載されているこけし、写真や原画などが展示されている

「こけし時代」本誌と掲載されているこけし、写真や原画などが展示されている

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 「カメイ美術館」(仙台市青葉区五橋1、TEL 022-264-6543)で現在、「こけし時代」展覧会が開かれている。

「幻の」津軽こけしコレクション

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 「こけし時代」は、写真家・詩人で、こけし愛好家・マトリョーシカ研究家の沼田元氣さんが手掛けるこけし専門誌。東日本大震災発生後の2011年8月、「こけしの笑顔で東北を応援したい」という思いから、東北固有の文化であるこけしをテーマに創刊。「旅とこけしと温泉の憩」をテーマにこけしの産地を取材した内容で、こけし愛好家のみならず旅行・温泉好きにも支持されている。

 同展では、これまで発行された12冊と共に、各号で掲載されたこけしを紹介。沼田さんが撮影した工人の写真や、同誌内で「木形子感傷(こけしせんちめんたる)」を担当するこけし旅行家・樋口達也さんの原画、「こけしを愛した作家たち」を連載する漫画家・菅野修さんのこけし漫画も展示。こけし・写真・原画は販売も行う(引き渡しは会期終了後)。

 音楽家・郷土史家・民俗学研究家として大正から昭和にかけて活躍した木村弦三さんの津軽こけしコレクションも公開。「1958(昭和33)年に弘前市を襲った大洪水により流失し、泥の中から奇跡的に助け出されたことから『幻のこけし』と呼ばれている。ぜひこの機会にご覧いただければ」と同展担当者。

 開館時間は10時~17時(入館は30分前まで)。月曜休館(祝日の場合は開館)。入館料は300円(65歳以上・高校生以下無料)。12月21日まで。

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