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マリンピア松島水族館、最後の夏休み企画-88年の歴史を振り返る展示も

夏休みの家族連れで立ち見が出るほどの人気を見せているアシカショー。客席からは松島湾も見える

夏休みの家族連れで立ち見が出るほどの人気を見せているアシカショー。客席からは松島湾も見える

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 マリンピア松島水族館(松島町、TEL 022-354-2020)で現在、最後の夏休み企画「ラストサマーバケーション」を開催している。

開館当時のシンボル「竜宮門」の写真も

 1927(昭和2年)年4月にオープンした同館。第2次世界大戦の影響で一度閉館したが、1950(昭和25)年に再開。1969(昭和44)年からは仙台急行(仙台市青葉区昭和町)が営業権を引き継いだ。

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 現存する国内の水族館では富山県の魚津水族館に次いで2番目の古さ、同じ場所で営業する施設としては国内最古となる同館だが、昨年11月に閉館を発表。同社による営業期間だけでも約2037万人の来場者に多くの思い出を提供した同館は2015年5月10日、88年の歴史に終止符を打つ。今後は同時期に仙台港背後地へのオープンを予定する「仙台水族館(仮称)」と業務委託を結び、飼育業務の委託管理を行うほか、現在飼育する魚類や動物の移動を行うという。

 「最後の夏休みイベント」として企画した同イベント。「当館にとって今年が最後の夏休み。親子2代、3代とご家族で来ていただき、たくさんの思い出を作っていただければ」と広報担当者は話す。

 期間中は、7メートル四方のプールの中でカニ・貝・ヒトデ・アナゴなど海の生き物に触れられる「サマージャンボタッチプール」、同館一番の人気者による「アシカショー」、10分間限定の「アシカと握手」、普段は見ることのできない水槽の裏側を飼育係のスタッフと一緒に探検する「バックヤードツアー」、ペンギンや魚の「餌付け体験」などのイベントを連日展開する。

 「マリンピアおもいで博覧会」と題した展示ブースも用意し、オープン当初から現在までの貴重な資料をパネルや標本で展示。「88年の歴史を懐かしんでいただいたり、こんなことがあったんだなと知っていただいたり、当館の歴史を皆さんの記憶にとどめてもらえればうれしい」

 夏休み中ということもあり、連日朝から大勢の家族連れが来場し、アシカショーは1回目の時間から立ち見が出るほどの盛況ぶりを見せている。仙台在住のクリエーターらが手掛けたファンサイト「Hello,Goodbye. 松島水族館」も立ち上がるなど、「閉館を惜しむ声を非常に多く頂いている」と同担当者。

 営業時間は9時~17時30分(最終入館は閉館の30分前)。入館料は、大人(高校生以上)=1,400円、小・中学生=700円、幼児(3歳以上)=350円。8月24日まで。同15日~17日には「サマーナイトアクアリウム」と題した夜間営業も実施する。

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