オール仙台・宮城ロケ「アヒルと鴨のコインロッカー」のPRイベント

映画について話す中村義洋監督(右)とさとう宗幸さん(中央)。25日、せんだいメディアテークのオープンスクエアで

映画について話す中村義洋監督(右)とさとう宗幸さん(中央)。25日、せんだいメディアテークのオープンスクエアで

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 オール仙台・宮城ロケで制作された映画「アヒルと鴨のコインロッカー」のPRイベントが3月25日、せんだいメディアテーク(仙台市青葉区春日町)で行われた。主催は「仙台シティセールスサポーターの会」。

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 「アヒルと鴨のコインロッカー」は、仙台在住の作家・伊坂幸太郎さんの同名小説を中村義洋監督が映画化。大学進学で仙台へ引っ越してきた主人公「椎名」がアパートの奇妙な隣人「河崎」と出会い、本屋強盗の計画に巻き込まれていくというストーリー。主演は濱田岳さん、瑛太さん。今夏の全国公開に先駆け、5月12日から仙台先行ロードショーが行われる。

 イベントでは同会会長で仙台を中心に活動するシンガーのさとう宗幸さんと中村監督とのトークショーを開催。中村監督は作品について「『映画化は難しい』と周囲から言われていたが、原作を読んで抱いた『人生を変えるほどの映画にしたい』という気持ちを、長いロケ期間中も維持できる自信があった」と話し、撮影現場では思わず「感情移入して泣きながら撮っていた」というエピソードも。

 舞台となった仙台の印象については「車だとすぐに通り過ぎてしまうのに、実はいろいろな『宝物』が隠してあるような『小さくて大きな街』。日本中のどの都市とも違う」(中村監督)と話した。「今回は仙台を舞台にしているがよそ者のお話。次回はこの場所で生まれ育った人の話が撮れれば」と話すと、場内からは拍手が起きた。

 今回のイベントを主催した「仙台シティセールスサポーターの会」は、仙台の魅力を全国や世界に発信することを目的に2004年に設立された。会員は現在600人。同会が運営するサイト「仙台カフェ」で会員を募集している。

アヒルと鴨のコインロッカー
仙台カフェ

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