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名取の有機キクラゲ栽培場で収穫体験受け入れ 生産工程見学や試食も

自らの手で収穫したキクラゲをアピールする女の子。ざるに盛れた分を持ち帰ることができる(写真提供=一路)

自らの手で収穫したキクラゲをアピールする女の子。ざるに盛れた分を持ち帰ることができる(写真提供=一路)

 有機キクラゲを生産する「一路」アグリ事業部(仙台市泉区)が現在、名取市の栽培場でキクラゲの収穫体験の受け入れを行っている。

キクラゲの栽培場

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 2019年に東日本ハルカとして創業した同社アグリ事業部は、「食」を通じて地域に貢献したいとの思いから、東日本大震災で津波被害を受けた名取市に栽培場を整備した。国内流通の9割以上を外国産が占めるキクラゲについて、安心・安全な国産品を広めようと2020年に有機JAS認証を取得。同年、宮城県のキクラゲ生産量を全国1位に押し上げた。2023年に土木工事会社の「一路」(福島県浪江町)と合併し、事業部として生産を続けている。

 収穫体験は、名取市観光物産協会から体験ツアーのプログラムへの参加を打診されたことがきっかけ。ツアー参加者から好評を得て、昨年から一般客や旅行会社の団体客の受け入れを行っていたが、今年からPRにも力を入れる。

 栽培場は約1万3000平方メートルの敷地を持ち、2000平方メートルのハウス2棟で年間300トンの生産能力を備える。収穫体験では、栽培や洗浄、乾燥といった工程を見学し、説明を受けた後、菌床からキクラゲを収穫し、ざるに盛った分を袋詰めして持ち帰ることができる。試食提供も行うほか、直売所では加工品などを販売し、大人には土産1品を進呈する。

 昨年の体験参加者からは、「子どもにはなじみのない食材だが、自分で収穫したからか食べてくれた」「生キクラゲへの苦手意識がなくなった」といった声が寄せられているという。事業部長の日浦盛次さんは「自分で収穫したキクラゲを『おいしい』と言って食べてくれるのがうれしい」と話す。

 「名取市でこのような規模のキクラゲ栽培を行っていることを多くの人に知ってほしい。キクラゲは中華料理のイメージが強いが、和洋中さまざまな食べ方がある。収穫体験を通して、そのおいしさや魅力を感じてもらえたら」と呼びかける。

 所要時間は約1時間。最少催行人数は5人。料金は、大人=2,000円、小学生以下=1,500円。開催日と時間はウェブサイトで公開し、申し込みはウェブサイトのほか電話(TEL 022-346-0775)とメールで受け付ける。10月下旬まで。

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