東京エレクトンホール宮城で劇団四季「美女と野獣」 日本上演20周年

「美女と野獣」仙台公演初日のカーテンコール

「美女と野獣」仙台公演初日のカーテンコール

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 仙台の東京エレクトロンホール宮城(仙台市青葉区国分町3)で10月25日、劇団四季のディズニーミュージカル「美女と野獣」が開幕した。

満員の客席からスタンディングオベーション

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 自身のごう慢さから野獣に変えられた王子と、聡明(そうめい)ながら変わり者と呼ばれる娘との恋愛模様を描く同作。ディズニー初の本格舞台作品として1994年、ニューヨーク・ブロードウェーで初公開され、日本では1995年から劇団四季による公演を、これまで国内9都市で上演。総公演数は5264回、累計496万3400人の観客を動員している。

 仙台での上演は2008年以来7年ぶり2度目。前回は公演94回(2008年10月11日~2009年1月25日)で9万2700人を動員した。今回は計78回上演し、期間中の11月24日には同作日本上演20周年を迎える。

 ビースト役の佐野正幸さんは「前回の仙台公演に引き続き、再び仙台で、そして日本公演20周年の節目の年にビースト役を務めることができ光栄。『美女と野獣』には、劣等感や孤独感を抱えたビーストが過ちを悔い改め許しを得る、人間の最も美しい行動が描かれている。不朽の感動が描かれた、美しいドラマの魅力を皆さまにお届けしたい」と話す。

 宮城県出身でルフウ役の赤間清人さんは「2008年の『美女と野獣』仙台公演ではアンサンブルとして出演していたが、今回はルフウ役として、故郷・仙台の舞台に出演させていただける喜びを感じている」とし、「仙台の皆さまに作品の持つ感動をお届けできるよう、一回一回の公演を真摯(しんし)に務めたい」と意気込む。

 初日は開幕を待ちわびた多くのファンが県内外から来場し、1388席が満席に。終演後は8回にも及ぶカーテンコールが行われ、スタンディングオベーションで大きな拍手と歓声が送られた。期間中、8万人の動員を見込む。

 料金はS席=9,800円、A席=8,000円、B席=6,000円、C席=3,000円。ファミリーゾーンS席子ども(公演当日3歳以上、小学6年生以下が対象)=5,000円・A席子ども=4,000円。2016年1月17日まで。

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