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仙台「西公園観桜会」、復興支援目的に開催へ-市民の声も後押し

毎年多くの花見客でにぎわう西公園

毎年多くの花見客でにぎわう西公園

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 仙台の西公園(仙台市青葉区桜ヶ岡公園)で4月11日から、「西公園観桜会」が実施される。

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 花見の名所として毎年4月上旬から市民らでにぎわいをみせる同公園。昨年は24日間で延べ4万人が来場した。日本気象協会(6日発表)によると、今年の仙台の桜開花予想日は13日で、満開日は18日。

 震災を受けて花見協賛会事務局で協議を重ねた結果、「美しい桜を見て少しでも元気になってもらいたい」と、復興支援のためのチャリティーイベントとして開催を決めた。連日市民から寄せられる開催希望の声も後押しになったという。

 公園内の旧野球グラウンド内に特設会場を用意。仮設トイレや桟敷席は設置せず、日没後のライトアップも時間を短縮して20時までとする。会場を照らすちょうちんの数は例年の5分の1以下に抑え、屋台の数も昨年の半分以下の11店に。利用者にも「早めの時間帯で楽しんでもらえれば」と呼び掛ける。

 「開催については賛否両論あるが、今は事務局・出店者・関係各所が一丸となって前向きに取り組んでいる」と同事務局の担当者。「皆さんに春の訪れを感じていただくとともに、西公園の桜の力で心に花を咲かせてもらえれば」と願いを込める。

 今月24日まで。17日にはフリーマーケットやチャリティーライブなどを予定する。

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