仙台に子ども用ハンドメード革靴店-地元出身の女性起業家が開く

一番町四丁目商店街にオープンした子ども用靴店「ビーユー」。曲線的で柔らかな雰囲気の店内

一番町四丁目商店街にオープンした子ども用靴店「ビーユー」。曲線的で柔らかな雰囲気の店内

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 仙台市青葉区のTICビル(仙台市青葉区一番町4)1階に12月12日、子ども用革靴ブランドのショップ「be*U(ビーユー)」(TEL 022-738-9682)がオープンした。

「3匹のこぶた」と「ハッピーフラワー」

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 同ブランドは2001年に台湾の夫婦が立ち上げた子ども用のハンドメード革靴ブランドで、現在まで台湾に10店舗を展開。日本ではトウ・エンジェル(東京都墨田区)が総輸入代理契約を結び、昨年11月に東京・西武池袋本店で取り扱いを始めた。

 同社社長の橋本亜紀さんは仙台市出身。「育児休暇中、台湾旅行中に入った店で幼い娘が一足の靴の前で動かなくなってしまったのがこの靴との出会い」(橋本さん)。帰国後、「日本でも広めたい」と一念発起した橋本さんは独立し、契約を取り付けた。

 同ブランド初の直営店を仙台に出店した理由について、「地元である仙台をベースにした企業として発信したいと考えた」と橋本さん。「緑がきれいなこの街で、カラフルな靴を履いて遊んでいる子どもたちの笑顔を見たいとも思った」とも。

 店舗面積は7坪。店内は「カラフルな靴が映えるように」と白を基調としたシンプルな空間で、ディスプレー用の什器は「子どもがけがをしないように」角を丸くし、ガラスではなくアクリル板を使用する。

 同ブランドの商品はヨーロッパの牛革を使用したハンドメードで、接着剤を使わず特殊なプレス方法で製造する。動物や花・車などをモチーフにしたカラフルな色合いとかわいらしいデザインが特徴。ラインアップはキッズシューズ(1万5,750円~1万6,800円)、プリンセスシューズ(1万2,600円)、ベビーシューズ(8,400~1万1,550円)、スニーカー(1万2,600円)など。「人気」のデザインは、おとぎ話をモチーフにした「3匹のこぶた」(1万6,800円)と、カラフルな花があしらわれた「ハッピーフラワー」(1万5,750円)など。

 オープン後は子ども連れの母親や、孫へのプレゼントへと購入する利用客が多いという。橋本さんは「この靴たちを通して、子どもたちの天使のような笑顔に出会えること、その天使を囲む笑顔が増えることを楽しみにしている」とほほ笑む。

 営業時間は11時~18時。火曜定休。

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