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仙台でゲーム音楽吹奏楽団「しかしMPがたりない」の演奏会「MPのない音楽会」

本番が近づく9月28日の練習風景

本番が近づく9月28日の練習風景

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 ゲーム音楽吹奏楽団「しかしMPがたりない」による定期演奏会「MPのない音楽会13」が10月6日、東北大学百周年記念会館「川内萩ホール」(仙台市青葉区川内)で開かれる。

昨年の「MPのない音楽会12」リハーサルの様子

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 2006(平成18)年に結成し、現在は10~40代の40人ほどが所属する同団体。定期演奏会のほか、定禅寺ストリートジャズフェスティバル、地域のイベントや祭りにも出演している。

 定期演奏会は毎回テーマを設けて曲目を構成しており、今回は「今年もこの季節がやってきた!団長と音楽監督がゲーム音楽で5番勝負!?」から始まる長いサブタイトルを付けている。団長の「つちや」こと佐藤悠太さんによると、当日は「紅白歌合戦」のように紅(あか)組と白組が交互に演奏を披露し合うような構成という。

 曲目は、「ドンキーコング リターンズ」「フィリスのアトリエ」「妖怪ウォッチ2」「F-ZERO 99」「とびだせ どうぶつの森」「ニーア オートマタ」「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」「ロマンシング サガ-ミンストレルソング-」「ゼルダの伝説 スカイウォードソード」などの楽曲で、「スーパーマリオブラザーズメドレー」や、2020年の「スーパーマリオブラザーズ」35周年を記念した星野源さんによるテーマソング「創造」も演奏する。

 「紅白歌合戦」から続く新年の「カウントダウンコンサート」から着想した20分を超える「カウントダウンメドレー」も聞きどころ。「MPのない音楽会13」の13からカウントダウン形式で、その数字にちなんだ楽曲を演奏する。ナンバリングタイトルの楽曲や曲名に数字が含まれるものなどさまざまで、「そういうふうに数字を捉えたんだなと楽しんでもらえたら」と佐藤さん。

 幕あいや演奏中に芝居などの演出を交えるのも同演奏会の特徴だが、昨今はより演奏メインの内容にシフトしている。「演出も演奏会の特徴の一つだったが、負担が大きい部分もあった。長く続けていける活動にしたいという思いがあり、ちょうどいいバランスを模索している」と佐藤さん。「団員が結婚などでライフステージが変わって一時は離れても、いつでも戻ってこられるような場所にしておくことが市民演奏団体として大事だと考えている」とも。

 「スクリーンでの演出は変わらず用意しているので、知らないゲームや曲でも興味を持って聴いてもらえると思う。吹奏楽やコンサートになじみがなくても、ゲームにちょっとでも触れていれば大人から子どもまで楽しめるので、気軽に足を運んでもらえれば」と呼びかける。

 13時開場、14時開演。入場無料。定員は約1100人。

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