ゲーム音楽吹奏楽団「しかしMPがたりない」、定期演奏会開催へ-「犯人はヤス」

幕あいだけでなく演奏中にも劇を展開。演奏会全体を通してBGMとしてのゲーム音楽を表現する「MPのない音楽会」

幕あいだけでなく演奏中にも劇を展開。演奏会全体を通してBGMとしてのゲーム音楽を表現する「MPのない音楽会」

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 仙台市太白区文化センター「楽楽楽ホール」(仙台市太白区長町5、TEL 022-304-2211)で1月24日、ゲーム音楽吹奏楽団「しかしMPがたりない」による「MPのない音楽会V~犯人はヤス~」が開かれる。

ゲーム音楽吹奏楽団「しかしMPがたりない」

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 東北大学学友会吹奏楽部の有志による学内アンサンブルを経て、2010年4月から活動を開始した同楽団。設立当初は学生が大半だったが、現在は社会人が約7割を占め、20代前半~30代前半の48人で活動している。

 楽器編成は、フルート、オーボエ、ファゴット、クラリネット、サクソホン、トランペット、トロンボーン、ホルン、チューバ、ユーフォニウム、エレキギター、エレキベース、ドラム、ピアノ、シンセサイザー、ボーカル。「吹奏楽+ロックバンドと考えていただければ」と同楽団代表の砂子田順さん。

 日頃の練習の成果を発表する定期演奏会として2011年から開催している同演奏会は、ゲームの設定を取り入れたスライドや劇などを交えるのが特徴。5回目となる今回は3部で構成し、1・3部は「ミステリー」をテーマに、今回のメーンである物語「犯人はヤス」を展開する。

 物語は、「とある大学教授とその弟子が、謎の事件の真相を追う」という内容。「これまでとステージ構成も大きく変え、1・3部を演出ステージの前編・後編として、演奏会全体を通して一つのストーリーを追うような形にしている。演奏会の3分の2を演出ステージに費やすというかつてない試みだが、『物語を盛り上げるBGM』としてのゲーム音楽の魅力を、これまでで最も引き出すことができるのではないか」と砂子田さんは自信を見せる。

 2部は人気ゲームのメドレーを演奏する。演奏曲はメドレー含め全17曲。主な曲目は、「スーパーマリオギャラクシー2」「ゼルダの伝説 神々のトライフォース2」「さわるメイドインワリオ」「レイトン教授と最後の時間旅行テーマ」「星のカービィ スーパーデラックス」「ガルディア王国千年祭・王国裁判(クロノ・トリガーより)」「閃光(ファイナルファンタジーXIIIより)」「タイトルテーマ(ギフトピアより)」など。

 「『ゲームを知らなくても楽しい、知っているとさらに楽しい』をモットーにしているので、ゲーム好きの方はもちろん、ゲームを昔はやっていたという方も、ほとんどやったことがないという方も、気軽に来場いただければ」と砂子田さん。「最初から最後までお客さんを飽きさせないことを目指して頑張るので、ぜひ楽しみにしていただければ」と呼び掛ける。

 開場17時、開演17時30分。入場無料。定員は610人。

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