仙台パルコ（仙台市青葉区中央1）4階・パルコスペース4で4月7日、歌手・小沢健二さんによる「『我ら、時』展覧会とポップ・アップ・ショップ」が始まった。

　同展は「秘密のトンネルのような暗がりで、写真を見て、音を聴く」展覧会。東京・渋谷パルコを皮切りに、仙台・札幌・福岡・大阪・名古屋の6会場を巡回する。

　照明を落とした会場に、小沢さんの妻でフォトグラファーのエリザベス・コールさんが撮影したエチオピアの地下教会、ドバイの埠頭（ふとう）、ラオスの田園、アマゾンの森林などの写真や小沢さんのライブ写真など24枚のパネルを展示。各パネル上部には指向性スピーカーを設置し、小沢さん自身による写真解説、水の音や鳥のさえずり、バックステージの様子などを流す。

　「強さと手掛かりに満ちた場面と、お話をお渡しします。液晶画面をしばし離れて、静かで密（ひそ）やかな時を歩いてみませんか？　きっと何か新しい感触、あるいは大きな樹のように古い感触を持って、トンネルから出てきていただける気がしています」（小沢さんコメントより抜粋）。

　会場内のポップ・アップ・ショップでは、2010年「ひふみよライブ」CD3枚組や新刊本「うさぎ！2010-2011」、掘り模様入りシロチョウガイボタン12個、写真・歌詞カード27枚などが入った作品集「我ら、時」（1万5,000円）、Tシャツ（各4,000円）、書籍「企業的な社会、セラピー的な社会」（1,000円）などを販売する。

　開催時間は10時～21時（入場は閉館の30分前まで、最終日は18時まで）。入場料は、一般＝500円、学生＝400円。今月15日まで。