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「塩竈フォトフェスティバル」開幕-塩竈市内各会場で多彩なプログラム

「ビルドスペース」で開催されている馬場龍一郎さんの「ひとにふれていたい 2011」

「ビルドスペース」で開催されている馬場龍一郎さんの「ひとにふれていたい 2011」

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 宮城県塩竈市内で10月12日、同市出身の写真家・平間至さんがプロデュースする「塩竈フォトフェスティバル2011」が始まった。会場は「ふれあいエスプ塩竈」「亀井邸」「ビルドスペース」ほか。

「Click For Hope-1枚の写真がつなぐ希望-」展

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 国内外で活躍する写真関係者を塩竈に招き、「市民とともにさまざまな切り口から写真に親しむイベント」として2008年に初めて開催された同フェス。県内だけでなく全国から多くの写真愛好家が訪れ、前回は16日間で約9000人を動員した。

 メーンイベントとなるのは、日本最大級のポートフォリオレビュー。事前審査を通過した40人の参加者が、第一線で活躍するプロに作品を見せながら1対1で直接講評を受ける。平間さんのほか、写真家の小林紀晴さんや津田直さん、ギャラリストや雑誌編集者などが参加。日程は、22日=レビュー、23日=公開審査・写真賞授賞式。会場は「ふれあいエスプ塩竈」2階・エスプホール。見学自由。

 期間中、5つの展覧会を展開する。写真家・植田正治さんの「雲のうつくしい日に。」、三好耕三さんが10余年かけて捉えた桜の写真の中から東北の桜を中心に展示する「SAKURA 櫻覧」、若手写真家・馬場龍一郎さんが今年3月から塩竈・福島・岩手で撮影したポートレートを展示する「ひとにふれていたい 2011」、被災地復興支援フォトコンテストで選ばれた50人の作品と「希望」をテーマにした写真家たちの作品展「Click For Hope-1枚の写真がつなぐ希望-」、塩竈市民が撮影した震災後の記録写真を展示する「logue 311 東日本大震災 塩竈の記録」。

 そのほか、ワークショップやトークイベント、期間限定カフェや復興ライブなども実施する。実行委員会の菊田樹子さんは「この時期に開催するからには、皆さんに楽しんでいただけるフォトフェスにしようという思いを込めた。3月11日を経て、あらためて『写真の力』を考えるきっかけにしていただければ」と話す。

 参加料は500円(塩竈市民は無料、別途料金が必要なプログラムも)。今月23日まで。

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