仙台に紙雑貨と手紙用品のショップ-週末限定で「ひっそり」営業始める

マンションの1室で「ゆっくり・のんびり・ひっそり」と営業する手紙用品中心の雑貨店「ユトリコ」店内

マンションの1室で「ゆっくり・のんびり・ひっそり」と営業する手紙用品中心の雑貨店「ユトリコ」店内

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 紙雑貨や手紙用品を扱うショップ「yutorico.(ユトリコ)」(仙台市青葉区一番町1)が5月から、週末限定で「ひっそり」営業を始めている。

「ユトリコ」で販売している紙雑貨・手紙用品

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 東京都内で設計の仕事に携わりながらも、「いつか自分の店を開きたい」と考えていたオーナーの高橋智美さん。ものづくりが好きでアートイベントにも積極的に参加し、「見てくれる人の反応をダイレクトに感じられることが新鮮でうれしかった」ことから出店への思いが強くなり独立を決意。オープンに向けて2年間勉強や準備を重ね、オープンにこぎ着けた。高橋さんは「両親や友達のバックアップがあったからこそオープンできた」と振り返る。

 同店では手紙に関連する商品を取り扱う。商品は、「レターセット」(420円~)、「ポストカードブック」(1680円)、「一筆箋」(420円)、「カード」(300円~)、「はんこ」(400円~)のほか、封ろう、文具、切手ぬらし、コラージュに使用するマスキングテープやレースペーパーなど、高橋さんがこれまで見つけた「お気に入り」のものをそろえる。そのほか、定型郵便として郵送できる在仙作家の作品や、「手紙を書くときのお供にしてほしい」(同)というコーヒーや器も。今後はオリジナル商品の販売も予定する。

 店はマンションの1室にあり、店舗面積は3坪。店内は白を基調に、アンティークの家具を什器に使用した温かい雰囲気の空間。テーブルといすを置き、「中学生や高校生が、ここでラブレターを書いてもらえたらかわいいな(笑)」と高橋さん。

 利用客の中心は20~30代の女性。「一人暮らしをしていた時、たまに届く友達からの手紙がうれしかった。そんな、温かくて優しい気持ちをたくさんの人に届けられれば」と高橋さん。「ゆっくり・のんびり・ひっそりと営業して、細く長く愛されるような店になれば」とも。

 営業時間は11時~18時30分。土曜・日曜のみの営業だが、平日も営業してほしいという利用客の声があることから、「まだ不定期だが少しずつ平日もオープンしていきたい」という。

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