リリース発行企業:レッドブル・ジャパン株式会社
エナジードリンク・ブランドのレッドブルは、メンタリングやAIツールを活用し、学生や初めて起業に挑戦する人々がアイデアをプロダクトへと成長させることを支援する、グローバルなインキュベータープログラム「Red Bull Basement」の日本代表決定戦「Red Bull Basement Japan Final 2026」を、5月17日(日)に国内最大級のオープンイノベーション拠点であるSTATION Ai(愛知県名古屋市)にて開催しました。

優勝した永原陵司さん(左)と阿依ダニシさん(右) Jason Halayko / Red Bull Content Pool
日本代表を目指し、今回国内からは過去最多となる3,020件のアイデア(前回2024年大会の1,191アイデアの約3倍)が全国から集まりました。全世界でも11万件から13万件に増加しており、イベントはその規模を拡大させています。今回Japan Finalに駒を進めた10チームは、多彩な分野で活躍する4名の審査員――日本マイクロソフト株式会社執行役員常務 兼 CTOの野嵜弘倫氏、日本AMD株式会社セールスエンジニアリングマネージャーの関根正人氏、愛知県出身でヒップホップアーティスト 兼 実業家のAK-69氏、そしてレッドブル・アスリートであり起業家の顔を持つ上田瑠偉選手、さらに会場に集まった観覧者に向けて、それぞれのアイデアを込めた熱いプレゼンテーションを行いました。
その中で、これまで開発コストの高さが参入障壁となっていたローバ(月面探査車)用の作業モジュール市場にむけて、AIを活用することで低コストで安定的に運行しやすい実機を開発・運用できる基盤OS「Lu-MoS」を考案した東北大学の阿依ダニシさん(埼玉県出身、宮城県在住)と慶應義塾大学の永原陵司さん(東京都出身・在住)が見事優勝し、6月1日(月)~3日(水)にテクノロジーの聖地、アメリカ・サンフランシスコで開催する「Red Bull Basement World Final 2026」に日本代表としての出場が決定しました。また副賞としてグローバル・パートナーのAMDよりAMD製AI対応ノートパソコンが、そして同じくグローバル・パートナーのMicrosoftより、5,000ドル分のMicrosoft Azureクレジットが贈られました。
【日本代表者コメント】
東北大学 大学院工学研究科 阿依ダニシさん
今回「Red Bull Basement」を通じて他の候補者と出会い、ものすごく感動しました。
みんなが「いかに世の中を良くするか」ということを真剣に考えてアイデアを練り上げていました。それを見て、僕たち自身も情熱に加えて「宇宙開発の課題というものを本当の意味で直視できていただろうか」と、自問自答する良いきっかけになりました。
こうして日本で優勝しましたが、ここが本当のスタートラインだと思っています。世界大会で自分たちのパフォーマンスを発揮して、世界の人々に、そしてグローバルな宇宙開発の現場で認めてもらう。それが実現できなければ、僕たちの未来の道はまだまだ険しいままで終わってしまうと考えています。世界大会までの残された期間は少ないですが、自分たちができることを最大限に発揮していきます。そして、皆さんが期待する以上のこれからの将来、未来、そして宇宙探査や宇宙開発の姿をお見せしたいです。本当にありがとうございました。
慶應義塾大学 理工学部 永原陵司さん
手足の震えが止まらなくて、本当に翼が生えそうです(笑)
小学校の頃からずっとものづくりを続け、ロボットコンテスト等に取り組む中で実感したのがロボット開発におけるお金の課題でした。ハードウェアの開発は初期投資にものすごくお金がかかり、そこに踏み切ること自体が難しい世の中です。ビジネスコンテスト等でも、初期投資がかからない分、“失敗”への許容度が高いソフトウェア開発がトレンドになっています。
一方で、僕たちが取り組むハードウェアの開発には大きなリスクがともないます。例えばこれまで取り組んだ別のプロジェクトでは、ローバの製作だけで既に数千万円単位の資金がかかっているのですが、それだけ莫大なお金をかけても、もし世の中に需要がなければ終わってしまう、何にもつながらなくなってしまうかもしれない。そんな恐怖がずっとありました。でも、こうして自分たちの背中を押してくれる人たちがいてくれて、本当に心強いです。「この調子で、自分たちの信じる道を自信を持って進んでいっていいのだ」と思わせてもらえました。本当にありがとうございます。これからも全力で頑張って進んでいきます。
【日本代表へ、World Finalに向けての質問】
Q. World Finalに向けてブラッシュアップしていきたい点は?
A. 永原陵司さん : 今回実際のプロトタイプの模型を作った事で本気度が伝わったと思います。本戦までに、ローバに取り付けるアームやドリルなどを追加する、プレゼンテーションの中でそれらのパーツを活用するなどさらにブラッシュアップしていきたいと考えています。本番まで2週間と時間は限られていますが、レッドブルを飲んで頑張りたいと思います。

プロトタイプを前に、説明する永原陵司さん Jason Halayko / Red Bull Content Pool
Q. World Finalでの目標は?
A. 阿依ダニシさん:もちろん優勝です。今回スタートラインに立てた自分たちとしては、日本代表として世界大会に出場しただけで終わってはいけないと考えています。世界の宇宙開発の舞台でも自分たちのアイデアが通用する事を示す必要があり、そういった意味でも優勝を勝ち取りたいと思ってます。World Finalが行われるサンフランシスコはシリコンバレーにも近く、グローバルな宇宙の情報を得る意味でもすごくいいチャンスだと考えています。加えて、今回レッドブルによってこのスタートラインに立てた事もすごく嬉しいです。だからこそ将来的には、このローバを活用してレッドブルと宇宙でのコラボレーションをすることも目標です。

目標を語る阿依ダニシさん(右) Jason Halayko / Red Bull Content Pool
アイデア「Lu-MoS (Lunar Mobility Operating System)」

月面拠点構築に伴い作業モジュール需要が急増する一方、ローバは高コスト専用機開発に依存し、最大の参入障壁となっている。
本案は、AIシミュレーションと動的モジュールを許容するハードウェア共通規格を持つローバ基盤である。 開発者が自社機器のデータを入力するだけで、AIが月面環境に最適なローバ構成と制御アルゴリズムを提案し、それに基づく実機を私達が開発する。 誰もが自分の機器を月面に持っていける基盤OS「Lu-MoS (Lunar Mobility Operating System)」の確立を目指す。
【ジャッジからの総評コメント】
野嵜 弘倫 (日本マイクロソフト株式会社 執行役員常務 兼 CTO)
今年のRed Bull Basement Japan Final 2026で披露されたアイデアは、非常に質が高いものでした。テーマパークの話から、QRコードを使った古着の話、そして宇宙にいたるまで多様性にも富んでいました。特に印象的だったのは参加者の皆様が意義ある課題に取り組もうとする目的意識と決意です。「AIで社会を変革しよう」としている、そんなエネルギーを感じながらプレゼンを聞かせていただきました。Lu-MoSは、その大胆なビジョン、緻密に練られたアプローチ、そして新たな分野における参入障壁を下げる可能性において際立っていました。私たちは、Red Bull Basementのようなプログラムを通じて、学生や初期段階のイノベーターを支援できることを大変嬉しく思っています。そして、日本代表がその志と才能を携えて、サンフランシスコで開催されるWorld Finalに挑む姿を見ることを楽しみにしています。
関根 正人(日本AMD株式会社 コマーシャル営業本部 セールスエンジニアリングマネージャー)
色々なアイデアを聞き、最終決定するのがなかなか難しかったです。皆様の非常に熱いプレゼン、しかも限られた時間の中で表現するということがとても難しい中、皆様本当によく頑張られたなと感じました。Lu-MoSに関しては、数年後に実現していたら本当にすごいなと思いますし、規模も壮大な話だったので非常に期待するところが多いですし、胸が熱くなりました。World Finalもぜひ頑張っていただきたいですね。日本を代表して、ナンバーワンになって帰ってきてくれることを期待しております。
AK-69(ヒップホップアーティスト、株式会社Flying B Entertainment 代表取締役)
素晴らしいプレゼンがたくさんあった中で、お二人の決め手となったのは、マーケティングなどの攻略法に囚われない、本質的な「腹の底から湧き出る欲求」や「燃えるような情熱」をお持ちだったということです。子どもの頃からの「宇宙飛行士になりたい」「ものづくりが好きだ」という思いを本気で実現させようと、時間と気持ちを費やしているのが凄く伝わってきました。日本の誇りとして、World Finalで日本人の強さを見せつけて、世界を獲ってきてほしいと思っています。
上田 瑠偉(プロ山岳ランナー、 レッドブル・アスリート、株式会社Mountain Frontier 代表取締役)
すごくあっという間で、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
他の方々のプレゼンを含めて、どれもぜひ実現してほしいと思う素晴らしいアイデアばかりでした。本当に面白いアイデアから、社会に必要とされるアイデアまでたくさん詰まっていて、改めてすごくいい大会だと感じています。
【Red Bull Basement とは】
Red Bull Basementは、世界中の学生や初めて起業に挑戦する人がメンターシップと AI ツールを活用してアイデアを実際のプロダクトへと形にしていくことを支援するグローバルなインキュベーター・プログラムです。レッドブルはMicrosoftやAMDとパートナーシップを組み、参加者のアイデアを実現するための AI ツール、メンターによる指導、アイデアを実現するためのグローバルな発表の場を提供します。本プログラムではアメリカ・カリフォルニア州, サンフランシスコで自分のアイデアを発表する機会が与えられ、さらに、エクイティ・フリー(株式放出不要)の資金として最大10万ドルを獲得するチャンスを用意。 2026年は世界45カ国から13万件を超える応募が殺到し、日本でも過去最多となる3,020件のアイデアが寄せられました。

Jason Halayko / Red Bull Content Pool
Jason Halayko / Red Bull Content Pool
デモギャラリーでジャッジのAK-69氏と上田選手にプレゼンする参加者

Jason Halayko / Red Bull Content Pool
Jason Halayko / Red Bull Content Pool
ファイナルピッチでジャッジと観衆に向けてプレゼンする参加者
■2026年6月1日(月)~ 6月3日(水)World Final(アメリカ・サンフランシスコ)
世界40以上の国・地域から選ばれたナショナル・ファイナリストが、テクノロジーの聖地サンフランシスコに集結。第一線の専門家によるワークショップ、ピッチコーチング、個別メンタリングを経て、最終ステージに立つトップ10が決定します。 World Finalは、グローバルな投資家やテックパートナー、国際的なイノベーターとの強力なネットワークを構築する絶好の機会です。世界一に輝いたグローバル・ウィナーには、賞金10万ドル(エクイティ・フリー:株式放出不要)に加え、アイデアの開発を加速させるMicrosoft Azureクレジット(2万5,000ドル分)など、アイデアを世界規模に拡大するための強力なリソースが提供されます。
※Microsoft、Azureは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
【開催概要】
イベント名:Red Bull Basement Japan Final 2026(レッドブル・ベースメント ジャパンファイナル 2026)
日程 :2026年5月17日 (日)
会場 :STATION Ai (愛知県名古屋市昭和区鶴舞1丁目2-32)
ジャッジ:野嵜 弘倫 (日本マイクロソフト株式会社 執行役員常務 兼 CTO)
関根 正人
(日本AMD株式会社 コマーシャル営業本部 セールスエンジニアリングマネージャー)
AK-69 (ヒップホップアーティスト、株式会社Flying B Entertainment 代表取締役)
上田 瑠偉
(プロ山岳ランナー、 レッドブル・アスリート、株式会社Mountain Frontier 代表取締役)
MC :国山 ハセン
イヘ゛ントHP :https://www.redbull.com/jp-ja/events/red-bull-basement-japan-2026
グローバルパートナー

ローカルパートナー


(左より)ジャッジを務めたAK-69氏、関根氏、野嵜氏、上田選手 Jason Halayko / Red Bull Content Pool

会場となった国内最大級のオープンイノベーション拠点STATION Ai Jason Halayko / Red Bull Basement 2026
レッドブルに関する詳細はwww.redbull.comをご覧ください