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仙台・霊屋下の「天龍閣」跡地に結婚式場 高台からの眺望を演出の一部に

チャペルのイメージ(写真提供=ノバレーゼ)

チャペルのイメージ(写真提供=ノバレーゼ)

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 ブライダル大手のノバレーゼ(東京都中央区)が11月14日、仙台市青葉区霊屋下の旅館「天龍(てんりゅう)閣」跡地に結婚式場「青龍荘」を開業すると発表した。

「瑞鳳殿」に隣接する広大な敷地に新築する建物のイメージ

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 美空ひばりや高倉健、三國連太郎など芸能人、田中角栄や竹下登など元首相ら政財界の著名人が投宿したことでも知られる「天龍閣」。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、2021年11月に69年の歴史に幕を閉じた。ノバレーゼが天龍閣の創業家一族から伊達政宗の霊廟(れいびょう)「瑞鳳殿(ずいほうでん)」に隣接する773.46坪の敷地を借り受け、元々の建物は取り壊し、一部2階建ての建物(延べ床面積283.66坪)を新築する。同社が宮城に進出するのは初めて。

 1階は、木材を使った十二角形のドーム型の天井を採用した披露宴会場(最大収容人数130人)と、杉の木を使った木造建築のチャペル(最大収容人数100人)。2階は、新郎新婦や親族の控室などを用意する。広大な敷地全体を昼夜各1組に貸し切る。

 木々に囲まれた高台にあり、瑞鳳殿周辺の杉並木や仙台平野の西に広がる青葉山、市中心部を流れる広瀬川の眺望が広がる好立地から、披露宴会場とチャペルは眺望側をガラス張りにし、景色を結婚式の演出の一つとして生かすという。

 開業時期は2024年7月を予定。式場の開業に先立ち、同社は仙台市青葉区に高級ウエディングドレスをレンタル・販売するドレスショップ「NOVARESE(ノバレーゼ)仙台」の出店を予定する。

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