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松島離宮に清川屋の土産物店「茶屋勘右衛門」 日本庭園望むイートインも

宮城・東北の特産品約400アイテムをそろえる「茶屋勘右衛門」店内。同店だけで販売する限定商品も

宮城・東北の特産品約400アイテムをそろえる「茶屋勘右衛門」店内。同店だけで販売する限定商品も

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 土産物店「茶屋勘右衛門(かんえもん) By KIYOKAWAYA」(松島町松島字浪打浜、TEL 080-3195-3613)が10月17日、松島町の新観光施設「宮城県 松島離宮」にオープンした。

日本庭園を望むイートインコーナー「ヤケルカップル」

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 運営は1666年創業の清川屋(山形県鶴岡市)。山形、宮城を中心とした東北の特産を活用したオリジナル商品の企画・開発から製造・販売まで一貫して行う。現在、山形県内に10店舗、宮城県に2店舗、計12店舗を展開している。

 同社担当者は「清川屋の初代勘右衛門は船着場のたもとで茶屋を営みお茶と菓子で旅人をもてなしていた歴史があり、古くから旅と密接に関わってきた。脈々と受け継がれるおもてなしと人の和を大切にする心をそのままに、再び『茶屋勘右衛門』とのれんを掲げ、創業335年の歴史と共に新たな歩みを進める」と話す。「アフターコロナで観光が変化し、土産物は『旅へ行った証しとして渡すもの』から『旅先で見つけたとっておき』へと、より小さなコミュニティーの中で旅のすてきな体験を共有するツールに移り変わると考えた」とも。

 清川屋オリジナル商品をはじめ、笹かま、牛たん、スープ、茶、水産加工品、菓子、米、酒など宮城・東北の特産品約400アイテムを販売する。「『ニューノーマル』な新しい土産へのチャレンジ」として、ミルク感のある餡(あん)を甘い皮で包んだ洋風まんじゅう「女神のヤキモチ」(2個、320円)、ホワイトチョコを米粉クッキーで包んだ「雪の月」(3枚、380円)、松島のカモメをイメージしたサブレ「青とカモメ」(3枚、395円)、上品に仕上げた甘さと優しげな色合いの琥珀(こはく)糖「マツシマコハク」(S=650円、L=980円)、米粉100%で焼き上げたバウムクーヘン「松島バウム」(1,495円)など同店限定商品も用意する。

 店舗面積は110.8坪。店内に日本庭園を望むイートインコーナー「ヤケルカップル」を併設し、テーブル席8席(ペア席4シート)、フリーテーブル席6席を設ける。緑茶パウダーを振りかけた濃厚なミルクソフトクリーム「勘右衛門ソフトクリーム」(うめ・85グラム=330円、たけ・120グラム=390円、まつ・180グラム=580円)、「松島蒲鉾(かまぼこ)本舗」の笹(ささ)かま手焼き体験ができる「ヤケルささかま」(1本250円)、薄焼きのえびせんべいにしょうゆで絵を描いてオリジナルせんべいを作る「ヤケルせんべい」(3枚500円)、塩釜の老舗「矢部園茶舗」が監修する、氷でじっくりと抽出した「カンエモン特選煎茶」(180ミリリットル、390円)、「カンエモンくきほうじ茶」(同350円)を提供する。

 営業時間は9時30分~18時(イートインのラストオーダーは17時30分)。

 「宮城県 松島離宮」は2015(平成27)年5月に閉館した「マリンピア松島水族館」跡地に同日グランドオープンした観光施設。庭園や博物館、多目的スペース、土産物店、飲食店などから成り、飲食店は同店のほか「浜焼グリル離宮」「かきせんべぃ天海 松島離宮」「地元海鮮食堂 天海 松島離宮」「スターバックス コーヒー 松島離宮店」が出店する。運営は総合商社の丸山(蔵王町)。

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