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仙台の桜、平年より4日早く満開に 雨の中での観測も、明日から花見日和続く

晴天に恵まれ、多くの花見客でにぎわった7日の三神峯公園

晴天に恵まれ、多くの花見客でにぎわった7日の三神峯公園

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 仙台管区気象台が4月9日、仙台の桜(ソメイヨシノ)が満開になったと発表した。

見頃を迎えた三神峯公園のソメイヨシノ

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 2日に開花発表のあった仙台の桜。満開は同気象台が観測を始めた1953(昭和28)年以来、平年より4日早く、観測史上最速タイだった昨年より9日遅くなった。開花から1週間以上かかったのは2010(平成22)年以来という。

 9日は朝から雨が降り続いたが、7日・8日は最高気温が20℃を超え、市内の桜の名所は花見を楽しむ市民でにぎわいを見せていた。

 サトザクラ、ソメイヨシノ、ヤエザクラ、シダレザクラなど、早咲きの桜から遅咲きの桜まで48種類、約750本の桜を誇る太白区の三神峯(みかみね)公園では現在、「さくら祭り」が開かれている。飲食販売ブース(10時~17時)を設け、かき氷(350円)、生ビール、だんご(以上500円)などを販売。「桜咲く三神峯公園の風景」をテーマにしたフォトコンテストも行っている。さくら祭りは今月20日まで、フォトコンテストの募集は今月27日まで。

 ヨシノザクラを中心にシダレザクラなど約110本の桜が植わる青葉区の西公園では花見イベント「西公園櫻岡(さくらがおか)花見」を開催。屋台が出店し、テーブル、椅子を設け、夜間にはライトアップ(日没~22時)を行う。多国籍な飲食ブースを設けるメイン会場のほか、今年は大町西公園駅側の駅前広場にフードトラックエリアも設ける。開催期間は桜の開花状況による。

 仙台管区気象台気象防災部観測整備課の職員は「今年は冬場に雪が少なく、気温も高めに経過していたため、平年より少し早い開花、満開になったと推測される。雨の満開観測となったが、今週いっぱいは楽しめるのでは」と話す。

 同気象台9日17時発表の予報によると10日以降1週間、雨のマークは付いておらず、最高気温は17℃~20℃前後で推移する見込み。

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