仙台のサークルが「スクラップブッキング」展-120点を展示

スクラップブッキング作品展開催初日の様子。午前中から多くの女性客が訪れ、サークルのメンバーから話を聞く姿が見られた

スクラップブッキング作品展開催初日の様子。午前中から多くの女性客が訪れ、サークルのメンバーから話を聞く姿が見られた

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 仙台市青葉区の「味の素ギャラリー」(青葉区上杉2)で6月2日から、スクラップブッキング作品展「写真を楽しむ素敵な魔法」が開催されている。

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 「スクラップブッキング」とは写真を台紙に貼り、飾りや言葉を添えてアルバムを作り上げるアメリカ生まれのクラフト。日本でも近年、女性たちの間で人気が高まり、専門誌も発行されている。思い出の写真を「長く美しく残す」ことを考え、写真を変色させる原因となる「酸」を含まない「アシッドフリー」の糊を使用するのが特徴。

 同展は、仙台で活動するスクラップブッキングのサークル「Scrapper's Heaven(スクラッパーズ・ヘブン)」のメンバーによるグループ展。同サークルは、仙台市在住の石川千穂さんが講習会などで知り合った仲間たちを集めて1年前に発足。仙台で月1回の活動を行ってきた。

 同展では活動の成果として、13人のメンバーが制作した約120点の作品を展示。この規模の展示会は「仙台では初」だという。会場ではメンバーが用意したキットを使って表紙付きのカードを作る体験教室(200円)も開く。

 スクラップブッキングの魅力について、石川さんは「『これはダメ』という規制がないのがいいところ。手芸や筆など、それぞれの趣味や特技を生かして独自の作品が作れるという懐の深さがある」と話す。「家族や子どもの写真を使って制作することが多く、なかなか面と向かっては言えないようなメッセージを文字で伝えることもできて、家族のコミュニケーションにも役立つ」とも。

 「お友達とにぎやかに話したり、お茶やお菓子をいただいたりしながら作品を作る『クロップパーティー』が何より楽しい」という石川さん。「スクラップブック」をより多くの人に知ってもらいたいという思いから同展を開催したが、その一番の狙いは「仲間がたくさん増えれば、またクロップパーティーの楽しみも増えるから」と笑顔を見せる。

 開催時間は10時~17時(最終日は15時まで)。今月6日まで。

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