仙台・常盤木学園校長がDVDに-「学校改革」のノウハウ示す

「実践!長野雅弘の学校改革 経営者用」(左)、同「教職員用」(右)

「実践!長野雅弘の学校改革 経営者用」(左)、同「教職員用」(右)

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 仙台の常盤木学園高等学校(仙台市青葉区小田原4)の長野雅弘校長が出演するDVD「実践!長野雅弘の学校改革」が好評を得ている。

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 同DVDはテレビ番組の制作を行うメディアジャパン(愛知県名古屋市)が、各業界のプロのノウハウを映像にまとめたDVD集「THE ゲンバシリーズ」の第1弾として昨年10月に販売を開始。55,000円という価格にも関わらず学校経営者や塾経営者、さらに一般企業の経営者や管理職などの間で好調な売れ行きを見せているという。

 長野校長は一宮女子高等学校(愛知)、平安女学院中学校・高等学校(京都)などの校長を歴任して「学校改革」を実践。2006年に同校赴任後、日本初となる講座「女子学」を開始するなど話題となり、各地で行う講演には定員を超える申し込みがある。そうした長野校長に同社では3年間にわたる密着取材を行い、「経営者用」「教職員用」という2枚のDVDを作り上げた。同社では、「少子化で進む学校の統廃合回避策、生徒にどう接するか悩む先生への解決策になれば」と狙いを話す。

 「子どもたちの生き生きとした姿が見られることで親も活力が得られ、社会全体がうまくいく。そのためにも、全国の教育現場をよりよくしたいという思いから依頼を受けた」と話す長野校長。企業からの評判が高いことについては、「教育の現場を変えていくためには一流企業の方法論を取り入れなければならないと考え、各社を訪問してノウハウを学んだ。その方式を取り入れたことで、このDVDが企業の体質改善や人材育成にとっても有効なツールになったのでは」と分析する。

 長野校長はDVDの売り上げだけでなく、講演や執筆など本業以外の活動で得た収入はすべてユニセフに寄付している。多忙な中でのボランティア活動となるが、今後も「赴任する学校や講演だけではなかなか全国へ考えを広げていくことはできない。こうした活動を通して少しでも多くの方に、改革の必要性や具体的な実践方法を伝えていきたい」と意欲を見せる。

日本初の講座「女子学」話題に-仙台・常盤木学園女性教員が運営(仙台経済新聞)テレビ番組制作会社が自社制作DVDを販売-きっかけは浴衣の着付け映像(サカエ経済新聞)常盤木学園高等学校メディアジャパン

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