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仙台ゆかりのアーティスト、音楽やボランティア活動で被災地を支援

THE YOUTH・中村維俊さんのメッセージ。「アイ」の冒頭に映し出される

THE YOUTH・中村維俊さんのメッセージ。「アイ」の冒頭に映し出される

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 東日本大震災発生後、仙台ゆかりのアーティストが音楽やボランティア活動を通して被災地を支援している。

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 津波による甚大な被害を受けた名取市閖上が地元で、メンバーやその家族も被災したTHE YOUTHのボーカル・中村維俊さんは、震災翌日の12日に物が散乱したままの自室で楽曲「アイ」を作った。電気の復旧後に仙台市内で収録しユーチューブで公開。中村さんは「やっぱり僕にできることは、歌を届けることぐらいしかなくて。僕ひとりにできることなんて、たかが知れてるかもしれない。でもそんな微力も、ひとりひとり合わせれば、きっと何かを変えられるし、何かを動かすことができると信じてます」と心境をつづった。

 今年1月に解散を発表した椿屋四重奏のボーカル・中田裕二さんは「早く個人としてできることをせねば」と思い、急きょスタジオに入り、被災地・被災者に向けて「ひかりのまち」を録音。ユーチューブで公開した。「故郷を思いながら一発録りで、とにかく思いを込めた」(中田さん)。25日にはチャリティーソングとして配信を開始。配信サイトは「wamo!」「レコチョク」「iTunes Store」で、売上の全額を寄付する。

 そのほか、MONKEY MAJIKは「地元の早期復興を願い、僕たちにできることは何かを考え」、片付けやゴミの撤去などボランティア活動に尽力。カラーボトルは名古屋で開催されたチャリティーイベントに出演するなど精力的に活動を続ける。ヒップホップユニット・GAGLEはメンバーそれぞれがボランティア活動やチャリティーイベントに参加。仙台の音楽レーベル「ノーダウトトラックス」では、オンラインショップでの売上を寄付すると発表した。

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