勾当台公園市民広場で9月17日・18日、「東北の『へそ』観光まつり」が開かれる。主催は、宮城県北部地方振興事務所、山形県最上総合支庁、秋田県雄勝地域振興局。

大勢の来場者でにぎわう会場の様子

　東北地方の「へそ」ともいえる地理的な中央に位置する、宮城県大崎、山形県最上、秋田県雄勝の3地域が連携して行う同イベント。「観光・物産・郷土文化等の魅力ある地域資源を仙台都市圏で情報発信することにより、県境を越えた一体的な観光振興を図ること」を目的に開催され、今年で10回目を迎える。

　会場では郷土食やスイーツ、特産品の販売ブースを用意。郷土食コーナーでは、宮城県大崎市の「なる子ちゃんこ鍋」、美里町の「すっぽこ汁」、涌谷町の「おぼろ汁」、山形件戸沢村の「あゆの塩焼き」、最上町の「芋煮」、秋田県湯沢市の「稲庭うどん」、東成瀬村の「山菜汁」などを提供。スイーツコーナーでは、宮城県美里町の「米粉クレープ」、山形県大蔵村の「トマトキャラメル」、秋田県羽後町の「若がえりまんじゅう」などをそろえる。各地域の特産品、農林水産物および加工品・工芸品なども展示販売する。

　ステージでは、宮城県涌谷町の「秋の山唄」、山形県真室川町の「真室川音頭」、秋田県羽後町の「西馬音盆踊り」などの郷土芸能を披露。東北のへそ観光PRコーナーも設け、各地域の温泉や施設の紹介など観光情報を提供する。

　宮城県北部地方振興事務所の担当者は「10回目の節目の年に当たり、3地域の郷土芸能・郷土食・スイーツが一堂に会すなど、例年になく充実した内容となっている。ぜひ多くの方々に来場いただければ」と呼び掛ける。

　開催時間は10時～16時。