仙台駅前のエスパル仙台（仙台市青葉区中央1）1階に3月24日、東京の老舗食材専門店「富澤商店」がオープンする。

「富澤商店」エスパル仙台店イメージ

　1919（大正8）年、東京・町田に1号店を開いた同店。現在は関東を中心に国内22店舗を展開。20～30代の女性を中心に、年配女性や男性にも多く利用されている。

　東北には今回が初出店。同店の小澤賢二店長は「東北エリアへの出店計画があり、近隣に製菓学校などもあることから、製菓製パンを中心にその他食材の需要を見込んだ」と話す。「幅広く食材を提供できる当店だからこそ、潜在的な手作り予備軍の『もっとこだわりの食材があれば』というニーズにお応えできるのでは、と考えた」とも。

　店舗面積は約45坪。既存店は全て茶系・黒系の内装で統一しているが、エスパル仙台店では「ナチュラル感と奥行きのある空間」を重視。白を基調とした内装と低めの棚を採用し、「お客さまが親しみやすくゆったり落ち着ける店舗を目指した」という。

　商品ラインアップは、小麦粉をはじめとした製菓・製パン材料、和乾物、中華食材、イタリアンなどの輸入食材、調理器具、ラッピング素材など3000点。中でも粉類は約45種、製菓材料は約60種類と豊富な品ぞろえ。業務用から家庭用の少量パックまで幅広く用意する。

　「東北初の出店ということもあり、地元の食生活や習慣などまだまだ分からないところもあるが、一日も早く地域のニーズに合わせた店づくりができるようにしたい。普段はあまりお菓子作りや料理をしない方も、いろいろな食材をご覧いただくことで当店を楽しんでいただければ」と来店を呼び掛ける。

　営業時間は10時～21時。