コミュニケーションロボット「みどりの杜（もり）特別案内人『モリボ』」が4月26日、「せんだい農業園芸センター みどりの杜」（仙台市若林区荒井切新田、TEL 022-288-0811）企画展示室に設置された。

園内の花木と場所を案内

　「第40回全国都市緑化仙台フェア、愛称「未来の杜せんだい2023」の開幕に合わせて設置する同ロボット。「全国都市緑化フェア」は、都市緑化についての意識向上や知識の普及を図ることにより、「もっと緑豊かな潤いのある都市づくり」に寄与することを目的に地方自治体と都市緑化機構が主催する。仙台での開催は、1989（平成元）年度の「'89グリーンフェアせんだい」以来34年ぶり。

　フェア期間中、メイン会場となる青葉山公園追廻地区・西公園南側地区・広瀬川地区をはじめ、まちなかエリア会場、東部エリア会場、連携会場で色とりどりの花や緑を展示するほか、さまざまな催しを行う。東部エリア会場の一つとなっている同センターでは、チューリップやバラなど色とりどりの花木のほか、若林区内の被災農地で収穫した稲わらで作ったオブジェ「わらアート」の展示や木製オブジェのフォトスポットを展開する。

　「モリボ」は、ユニロボット（東京都渋谷区）が開発を手がけるコミュニケーションロボット「unibo（ユニボ）」を同園用にカスタマイズしたもの。コミュニケーションを通して親子連れをはじめ来園者をもてなし、楽しませながらセンターの情報をPRする。園内の植物や花の見頃を紹介するほか、3つの質問に答えることで園内にあるお薦めのバラを教える「バラ占い」や、施設や植物などに関するクイズも出題する。

　同センター広報担当者は「お子さまに触れてもらったり、遊びながら園内の情報を知ってもらったりして、花を好きになるきっかけになれば」と期待を寄せる。

　開園時間は9時～17時。月曜休園（祝日の場合は翌平日）。入園無料。モリボ設置は6月18日まで。