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仙台うみの杜水族館で「おひとりさまナイト」 写真愛好家、女性、男性限定日も

写真愛好家限定の「“カメラを楽しむ”おひとりさまナイト水族館」イメージ。館内の照明をできるだけ落とし、撮影しやすい環境を整える

写真愛好家限定の「“カメラを楽しむ”おひとりさまナイト水族館」イメージ。館内の照明をできるだけ落とし、撮影しやすい環境を整える

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 1人で純粋に水族館を楽しみたいという「おひとりさま」ニーズに応えた「おひとりさまナイト水族館+(プラス)」が9月から10月にかけて4回にわたり、仙台うみの杜(もり)水族館(仙台市宮城野区中野4、TEL 022-355-2222)で開催される。

「おひとりさまナイト水族館」来場者の感想が書かれたホワイトボード

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 通常の営業時間では見ることのできない、夜の生き物の様子を1人でゆっくり観賞できると人気を集めている「おひとりさまナイト水族館」。今年6月の開催では、初回から用意する「おひとりさま十則」に新型コロナウイルスの感染予防対策の項目「withコロナ三則」を加えて実施。「安心して水族館を楽しめる」と、2日間で過去最多の700人が来館した。「今までは『おひとりさま』で楽しむ水族館に興味があった方の来館が主だったが、前回は『コロナが気になって水族館に行けなかったが、対策をしながら水族館に行ける良い機会になり、リフレッシュできた』などの声を多く頂いた」と同館広報担当者。

 6回目となる今回は初めて、開催日ごとに異なるテーマを設定する。担当者は「前回開催した際に、1日の来館人数の限界を感じ、これ以上増えると『おひとり』で楽しむパーソナルスペースの確保が難しいと思った。そのため回数を増やすことを検討した上で、毎週同じことをやってもつまらないと思い、過去実施したアンケートなどを軸に新しい挑戦をすることを決めた」と意図を明かす。

 9月12日は通常通りの「おひとりさまナイト水族館」。魚類・海獣・パフォーマンスの各担当飼育員がお薦めポイントを解説する「音声館内ガイドアナウンス」を用意する。19日は「“カメラを楽しむ”おひとりさまナイト水族館」と題し、写真愛好家限定で開催。カメラの種類、プロ、アマチュアは問わず、普段は使うことがためらわれる三脚の使用も可とする。館内照明を落とし、徹底して撮影しやすい環境を整備する。「いい写真が撮れたらハッシュタグ『#おひとりさまナイト水族館』を付けてSNSで共有していただければ」と担当者。

 9月26日は女性限定の「“癒しの”おひとりさまナイト水族館」。館内スタッフも含め女性だけのリラックスできる環境を用意し、生き物との対話を楽しめるようにする。幻想的な装飾の中で生き物の撮影ができるフォトジェニックエリアも設置する。10月3日は男性限定の「“男だらけの”おひとりさまナイト水族館」。スタッフも男性のみで、館内には男性目線ならではの生態解説を行う「男心をくすぐる解説版」を設置する。それぞれ女性スタッフ、男性スタッフが「自分たちが楽しめるか」という観点で企画を立案した。

 担当者は「社会的距離が自然とでき、会話もないことから、十分に感染対策が取れ、今の世の中で水族館を安心して楽しんでいただけるイベントとなっている。さらに今回はそれぞれのテーマで『おひとりさま』を楽しみながら、新たな水族館の魅力を知ってもらえれば」と話す。

 開催時間は18時~21時(最終入館は20時30分)。料金は、大人=1,900円、中高生・シニア=1,300円。小学生以下入館不可。年間パスポートでの入館もできる。新型コロナウイルス対策として、館内換気の強化や混雑状況による入館制限を行い、来館者にはサーモグラフィーによる入館前の検温、マスク着用、消毒液での手指消毒の協力を求める。

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