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「エルメス」藤崎店、初のリニューアル パリの建築設計事務所が内装手掛ける

エルメス藤崎店の店内。店奥壁面のファブリックは水墨画で描かれた仙台の自然をイメージしている

エルメス藤崎店の店内。店奥壁面のファブリックは水墨画で描かれた仙台の自然をイメージしている

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 仏高級ブランド「HERMÈS(エルメス)」藤崎店(仙台市青葉区一番町3、TEL 022-261-5111)が9月5日、リニューアルオープンした。

信楽焼のテーブルや九谷焼の皿など、日本の職人の手仕事をリスペクトしたアートワークも

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 2004(平成16)年3月にエルメスのブティックとして東北初出店し、現在も東北唯一の店舗。「今のエルメスのモダンなイメージを少しでもお客さまにお伝えしたい」と今回、初めてとなるリニューアルを行った。売り場面積は144平方メートル。内装デザインは、パリの建築設計事務所・RDAI(レナ・デュマ・アルシテクチュール・ダンテリユール)が手掛けた。

 店内は大きく2つのスペースに分かれ、手前はシルク、ファッションアクセサリー、レザー、馬具、ホームコレクション、テーブルウエア、ジュエリー、時計のサロンを含むコーナー。奥にはプレタポルテを中心としたメンズとレディスのコーナーで構成。高さを上げた天井は奥に進むほど低くなるスロープ状となっており、店舗の奥から入り口がより開放的に見える視覚効果で、ダイナミックでモダンな印象を持たせた。

 入り口エントランスの床には、ハバナ、チョコレート、カボションパールなど茶系の落ち着いたトーンのモザイクタイルを施し、メゾンの象徴でありパリのフォーブル・サントノーレ店を想起させる「エクスリブリス(蔵書印)」をモチーフにデザイン。ジュエリーコーナーの壁面パネルには京都産の竹とラッカーパネルを使う。店内奥の床はカーペット、壁面のファブリックは「仙台の豊かな自然を日本の水墨画のイメージと重ね合わせた」というテキスタイルを使う。

 「エルメスは1837年に馬具工房としてオープンしたが、藤崎さんは200年以上の歴史がある老舗百貨店で、店を出させていただけるのは光栄に思っている」とプレス担当者。「仙台のお客さまはもちろん東北地方全域のお客さまをターゲットとしている。リニューアルした新しい店舗にいらしていただければ」と話す。

 営業時間は10時~19時。新型コロナウイルス感染予防対策として、利用客にマスクの着用、検温、手指消毒、ソーシャルディスタンスの確保の協力を呼び掛ける。

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