映画「カラスコライダー」、仙台先行公開-舞台あいさつでカラスコ大暴れ

MOVIX仙台で行われた映画「カラスコライダー」舞台あいさつの様子。ここまでは和やかなムードで進んでいたが…

MOVIX仙台で行われた映画「カラスコライダー」舞台あいさつの様子。ここまでは和やかなムードで進んでいたが…

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 MOVIX仙台(仙台市太白区長町7)で6月13日、映画「カラスコライダー」の仙台先行公開が行われた。

客席に乱入して握手攻めに遭うカラスコ(関連写真)

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 同作は東北楽天ゴールデンイーグルスの非公認マスコットキャラ「Mr.カラスコ」を主演に迎えた「ドキュメンタリー映画」。ストーリーは、村上淳さん演じる寺内康太郎監督が「Mr.カラスコを主人公にした映画を作ってみませんか?」と持ち掛けられるところから始まる、実話を元にした「奇想天外」なストーリー。謎のキャラクターとのガチンコファイトなど、「カラスコの新たな一面が見られる作品」と寺内監督。

 そのほかの主なキャストは、渋川清彦さん、山本浩司さん、江口のりこさん、藤川のぞみさんなど。「Mr.カラスコ被害者」として、楽天イーグルスの岩隈久志投手、田中将大投手、スポーツキャスターの古田敦也さん、陣内貴美子さん、野球解説者の田尾安志さん、新日本プロレスの獣神サンダー・ライガーさんなど44人が作中でインタビューに応じている。

 公開初日となった当日、寺内監督、村上淳さん、渋川清彦さん、藤川のぞみさんが仙台を訪れ、同館で観客約150人を前に舞台あいさつを行った。寺内監督は「皆さんがイメージしているものを、いい意味で裏切れる作品になっている。地元の皆さんならではの楽しみ方ができるのでは」とあいさつ。「やりがいのある作品で楽しかった」と話す村上さんは、仙台で8日間、東京で4日間という短い撮影日数について、「こんなに短いスパンで撮影できたのはカラスコさんだったから」と持ち上げた。

 その後も和やかなムードで進行していた舞台あいさつに突然、カラスコが乱入。司会者や俳優陣に攻撃し、さらには客席に飛び込むと、来場客の持ち物を奪い取るなど大暴れ。持ち前の「ヒールぶり」をいかんなく見せ付けた。一方で来場者はカラスコの登場を待ちわびていたようで、乱入したカラスコに握手を求めたり写真を撮ったりする場面も。

 同作の制作担当者は「日本のプロ野球が始まって89年間。その中でもマスコットが主演の映画は初めだと思う」と話し、「この映画のヒットは楽天の優勝に懸かっている。ぜひ頑張ってもらいたい」とエールを送った。

 同作品は7月~9月に東北地方で公開され、今秋から全国ロードショー予定。

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