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仙台文学館で「忍ペンまん丸」展 子ども向け夏休み企画、漫画原稿など展示

第1章「忍ペンまん丸ぼうけんの軌跡I」の展示

第1章「忍ペンまん丸ぼうけんの軌跡I」の展示

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 仙台文学館(仙台市青葉区北根2、TEL 022-271-3020)3階企画展示室で現在、「忍ペンまん丸」展が開かれている。

記念撮影用のフォトスポット

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 今年で22回目となる夏休み企画展「こども文学館えほんのひろば」の展示。今年は仙台在住の漫画家・いがらしみきおさんによるアクションコメディー漫画「忍ペンまん丸」を紹介する。同作は大人のファンも多いことから、例年より会期を長く設定した。

 同作は、ひょんなことから忍者になったペンギン・まん丸を中心とした冒険物語。1995(平成7)年~1999(平成11)年に「月刊少年ガンガン」(エニックス)で連載され、1997(平成9)年には「第43回 小学館漫画賞児童向け部門」を受賞。1997年7月~1998(平成10)年3月にはテレビアニメも放送された。

 会場は4章で構成し、作品のストーリーに沿った約90点の漫画原稿など原画を展示。作品のストーリーや個性的なキャラクターを紹介する。同館学芸員は「現在、漫画制作はパソコンで行うのが主流になっているが、『忍ペンまん丸』の連載時はまだパソコンが普及しておらず、全てアナログな環境で制作されていた。今やほとんど使われなくなってしまったスクリーントーンなど、紙の漫画原稿ならではの技術もじっくり見てもらえれば」と話す。いがらしさんが連載当時の思い出を描いた「回想の忍ペンまん丸」や、作中に登場するキャラクター・ドタ八による「ドタ八ズーズーベンクイズ」も用意。会場は写真撮影可で、記念撮影用のフォトスポットも用意する。

 主人公・まん丸の得意技「おり紙の術」にちなんで募集した折り紙作品を2階無料スペースで展示。同館の庭に隠れているまん丸を探して、ワークシートにあるクイズを解くイベント「まん丸かくれんぼ」も用意する(雨天中止)。

 同館担当学芸員は「連載完結から23年たった現在も古さを感じさせない作品。よく知らない方も、小さい頃に見たことがある方も、まん丸たちの冒険物語を楽しんでもらえれば」と呼びかける。

 開館時間は9時~17時(展示室入場は16時30分まで)。月曜(8月8日を除く)、祝日の翌日、第4木曜定休。観覧料は、一般=580円、高校生=230円、小・中学生=110円。9月11日まで。

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