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仙南地域の菓子店とカフェ巡るデジタルスタンプラリー 猫神信仰にちなんで

「せんにゃんスイーツ&カフェラリー」をPRする宮城県大河原地方振興事務所の阿部恭介さん

「せんにゃんスイーツ&カフェラリー」をPRする宮城県大河原地方振興事務所の阿部恭介さん

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 菓子店とカフェを巡るデジタルスタンプラリー「せんにゃんスイーツ&カフェラリー」が現在、仙南地域2市7町で行われている。

「せんにゃんスイーツ&カフェラリー」専用スマホサイト

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 仙南地域では藩政時代から、仙台藩伊達家とその家臣の御用菓子司や、奥州街道を利用する人々にひいきにされた菓子店が存在し、菓子に親しむ土壌と技術が残っているという。宮城県大河原地方振興事務所では、これまでもスイーツによる地域振興を図ろうとマルシェなどの集客型イベントを行ってきた。今回、新型コロナウイルス感染防止の観点から初めてデジタルスタンプラリーを企画。仙南地域への集客と周遊促進を図る。

 イメージキャラクターは、仙南地域の「猫神信仰」にちなんだ猫のキャラクター「せんにゃん」。同事務所の佐藤文恵さんは「養蚕が盛んだった仙南地域では、蚕をネズミから守ってくれる猫を大切にし、『猫神』として祭ってきたそう。このような猫神さまは他県でも見られるが、仙南地域、特に丸森町は数が多い。そこで今回、猫神様をモチーフにしたキャラクターを採用した」と話す。

 白石市、角田市、蔵王町、七ヶ宿町、大河原町、村田町、柴田町、川崎町、丸森町の2市7町の菓子店とカフェ、計48店が参加。各店に設置されたPOPのQRコードをスマートフォンで読み込むことでスタンプを獲得できる。スタンプを集めてラリーを達成し、アンケートに答えて応募した人の中から抽選で賞品を贈呈する。

 スタンプの獲得数に応じて応募できる賞品が異なる。賞品は、スタンプ3個=スイーツ詰め合わせ、5個=「せんにゃんスイーツセット(スイーツ詰め合わせ+仙南の猫グッズ)」、10個=仙南特産品セット、24個=温泉宿泊券。

 10月23日にスタートし、11月末までで400人が参加している。佐藤さん「地元の方々に愛されている『まちのお菓子屋さん』やカフェをたくさんの方に知ってもらいたい。このスタンプラリーをきっかけに仙南地域を訪れ、仙南のファンになってもらえたら」と呼び掛ける。

 営業時間は各店で異なる。2022年1月23日まで。

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