仙台で10日間にわたり映画イベント-「せんだい映画週間」開幕

「せんだい映画週間」の中心会場となっている仙台市青葉区のせんだいメディアテーク

「せんだい映画週間」の中心会場となっている仙台市青葉区のせんだいメディアテーク

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 仙台市内で9月15日、映像文化イベントの関係者や関連団体によるネットワーク企画「せんだい映画週間」が開幕した。

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 同企画は「映画・映像文化の振興と地域の活性化を目的とし、人材・情報交換の具体的な場とメディアの創出を目標としたもの」(担当者)。「まちが映画でザワザワします」をキャッチコピーに、24日までの期間中、市内各地でさまざまな上映企画を開催する。

 15日・16日の2日間は、オープニング企画として上映会「映画に見るフランスの今」が開催された。上映会は、仙台市とフランス・レンヌとの国際姉妹都市提携40周年を記念した「2007仙台におけるフランス・レンヌ年」の関連事業として行われたもので、フランス映画「キングス&クイーン」「恋人たちの失われた革命」「落穂拾い」の3作をせんだいメディアテーク(仙台市青葉区春日町)で上映した。

 20日は、仙台で新作映画「ディケイド」の制作が決定した奥原浩志監督をメディアテークに招き、「奥原浩志監督レトロスペクティブ」を開催。「タイムレスメロディ」「波」「青い車」の上映と、仙台を拠点とする映画制作のあり方や、地域の協力体制についてのトークセッションを行う。映像コンテンツのプロデュースを学ぶ東北芸術工科大学仙台スクールの学生が中心となった企画で、「実践を通して学びと地域を結びつける試み」(担当者)という。

 21日~24日には中核イベントである「ショートピース!仙台短篇映画祭」を開催。「仙台ではスクリーン上映される機会の少ない『短篇映画』を多くの人たちに見てもらいたい」という有志らの活動によって2001年に初開催された同映画祭は今年で7年目。期間中約30作品を上映するほか、河瀬直美監督、黒澤清監督、冨永昌敬監督らをゲストに招いてトークイベントも開催する。

 そのほかの関連イベントとして、21日には卸町イベント倉庫(若林区卸町2)で野外上映会「おろシネマ」を実施。23日に「仙台国際センター」(青葉区青葉山)で開催される「せんだい地球フェスタ」でも、関連企画として「不都合な真実」の上映を行う予定。

 同企画全体についての問い合わせはせんだいメディアテーク企画・活動支援室(TEL 022-713-4483)まで。

せんだい映画週間

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