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仙台スイーツ&カフェ専門学校で店舗実習 企画から製造、接客まで学びの成果試す

接客やレジ、補充、奥では製造と、生徒たちがそれぞれの持ち場で働く店舗実習の様子

接客やレジ、補充、奥では製造と、生徒たちがそれぞれの持ち場で働く店舗実習の様子

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 仙台スイーツ&カフェ専門学校(仙台市宮城野区榴岡3、TEL 022-742-5680)で6月21日、学内店舗実習が行われた。生徒が近隣住民らに焼き菓子やケーキを販売し、日頃の学びの成果を確かめた。

店長を務めた車田さん

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 三幸学園(東京都文京区)が運営する同校はパティシエやカフェオーナーを養成する専門学校として2012年4月に開校した。スイーツパティシエ科を有し1学年に120人前後が在籍。2年次にはパティシエ専攻、カフェフード専攻、スイーツカフェビジネス専攻(来年度新設)に分かれ、より専門的なカリキュラムで学ぶ。

 2年生による学内店舗実習は開校時からの恒例行事で、前後期に各5~6回行う。学内に併設するカフェを一般開放し、生徒たちが手掛けたメニューを提供する。レシピ考案や製作だけでなく、店のコンセプトやレイアウトの決定、内装や看板などのディスプレー作成、当日の接客や売り上げの確認まで全て生徒が行うのが特徴。近隣住民や生徒の家族、SNSなどで情報を知った人など毎回100人弱が訪れ、300人以上来店した時もある。

 本年度の前期3回目となったこの日は、パティシエ専攻の生徒が焼き菓子とケーキ、パンを販売した。ラインアップは、カレーパン、メロンパン、パウンドケーキ、フィナンシェ、クッキー(以上100円)、ショートケーキ、桃のロールケーキ、ガトーショコラ(以上200円)など。

 この日の店長を務めたのは、将来自分の店を持つことを目標にする車田美久さん。「いろいろな考えの生徒がいる中で、話し合いで意見をまとめて一つの形にするのが大変だった」と振り返る。「自分が作ったものを多くの方に食べていただける機会はなかなかない。うまくいかないこともたくさんあるが、『おいしかったからまた来た』と言ってくださったお客さんもいて、やっぱり喜んでもらえるのはうれしいと実感した」と笑顔を見せ、慌ただしく接客に戻っていった。

 今後の前期店舗実習の予定は、パティシエ専攻=6月26日、7月5日、カフェフード専攻=6月28日。カフェフード専攻の日はオムライスやパスタ、ドリア、サラダ、ドルチェなどをイートインで提供する。メニューはホームページやSNSで知らせる。開店時間は11時~14時(イートインは11時30分~、売り切れ次第終了)。

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