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仙台文学館で「ガラスの仮面」40周年記念展 原画など250点、「白目」コーナーも

会場の様子。初日からファンの女性らが来場し、お気に入りのシーンなどを見つけては足を止めてじっくりと眺めていた

会場の様子。初日からファンの女性らが来場し、お気に入りのシーンなどを見つけては足を止めてじっくりと眺めていた

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 2016年に連載40周年を迎えた演劇漫画「ガラスの仮面」の企画展が10月6日、仙台文学館(仙台市青葉区北根2、TEL 022-271-3020)3階・企画展示室で始まった。

作中のカットを使った顔はめパネルも

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 大阪府出身の漫画家・美内すずえさんによる「ガラスの仮面」は白泉社の少女漫画雑誌「花とゆめ」で1976(昭和51)年に連載開始。現在も「別冊花とゆめ」で連載を続け、40年以上たった今なお完結しておらず、多くの人がストーリーの続きを待ちわびる人気作品となっている。

 天才少女の北島マヤと宿命のライバル姫川亜弓が、演劇界の幻の名作「紅天女(くれないてんにょ)」の主役を巡って競い合うというストーリー。マヤを陰から支える「紫のバラのひと」大都芸能社長・速水真澄や伝説の大女優でありマヤの師である月影千草など、登場するキャラクターも作品の魅力で、単行本49巻までの累計発行部数は5000万部を超える。

 会場では、モノクロ原稿やカラー原画など約250点を展示。「紅天女」や、作品の代名詞ともいえる「白目」にスポットを当てたコーナーも用意する。

 美内さんが小学生や中学生のころ描いた漫画ノートや最近のアイデアノートも公開するほか、これまでに手掛けた数々の作品を紹介するデビュー50周年記念コーナーも用意。同館2階には、美内さんが「ガラスの仮面」を書きはじめる際に参考にした書物や、作中劇の原作書を集めたコーナーを設置する。

 担当者は「ファンの方はもちろん、まだ作品を読んだことのない方にも楽しんでいただける展示。息を飲むほどの過激な特訓、少女漫画特有のきらめきや乙女が抱く恋心、細やかに表現されるキャラクターの心理描写、熱く演じられる劇中劇の数々をお楽しみいただければ」と呼び掛ける。

 開館時間は9時~17時(入館は16時30分まで)。月曜、10月25日、11月22日休館。観覧料は、一般=800円、高校生=460円、小・中学生=230円。11月25日まで。

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