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紀伊國屋書店仙台店で「ほんのまくら」フェア-東京でも話題に

紀伊國屋書店仙台店に設けられた「ほんのまくら」フェアコーナー。32作品の書き出しがディスプレーされている

紀伊國屋書店仙台店に設けられた「ほんのまくら」フェアコーナー。32作品の書き出しがディスプレーされている

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 ザ・モール仙台長町(仙台市太白区長町7)内の「紀伊國屋書店」仙台店(TEL 022-308-9211)で現在、「ほんのまくら」フェアが行われている。

用意された「まくら」の一例

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 本の「まくら」=書き出しから中身を想像し、直感で本を選んでもらおうという同企画。昨年7月~9月に新宿本店で開催されたブックフェアの全国版となる。前回は人気ブロガー・伊藤聡さんのツイッター上でのつぶやきをきっかけに「本の闇鍋」として話題となり、在庫切れが発生するなど人気を集めた。

 「他の店でも実施してほしい」という要望を受け、今回は仙台店のほか、新宿南店、札幌本店、横浜店、梅田本店、広島店、福岡本店など全国12店で展開。各店の書店員が新たに選んだ32タイトルを用意した。ジャンルは小説をメーンに、エッセーや海外作品などを用意する。

 タイトルや著者名が判別できないようにビニールで包装。客は表紙に書かれた「まくら」だけを頼りに本を購入する。「まくら」の例は、「とどきますか、とどきません。」「地球に着陸した最初のエイリアンは、七十二秒だけ滞在した。」「『やりゃーいーんだろー、やりゃー』」「夜、ゆで卵を食っている。ポクポクと食っている。」など。「中身が見えない状態でお買い上げいただく不親切をご容赦いただき、それも含めて楽しんでいただければ」と同フェア担当者。

 「手に取った本が自分にとって面白いかもしれないし、面白くないかもしれない。気になっていた作家だったり、苦手だと思っていた作家だったりするかもしれない」と担当者。「くじやゲームのような感覚で、これまで読んだことのなかった作家や作品との新しい出会いの一助になれば」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は10時~21時。フェアは2月20日まで。終了後に店頭での「答え合わせ」も予定する。

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