歴史民俗資料館で企画展「オールドグラフィック」-仙台の出版文化を紹介

仙台市歴史民俗資料館で開催されている企画展「オールドグラフィック2 仙台の出版文化」

仙台市歴史民俗資料館で開催されている企画展「オールドグラフィック2 仙台の出版文化」

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 仙台市歴史民俗資料館(仙台市宮城野区五輪1、TEL 022-295-3956)で現在、企画展「オールドグラフィック2 仙台の出版文化」が開催されている。

「東北産業博覧会」のポスター

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 同展は、江戸時代末期から昭和初期・戦後にかけて宮城県内で印刷・発行されたチラシ・ポスターなどを通して、仙台・宮城の出版文化を振り返るもの。前回は期間中5000人以上が訪れ、「普段あまり来館しない若い世代や広告・デザイン関係に興味のある人」(同館の佐藤雅也学芸室長)が多く訪れ好評だったことから第2弾の開催となった。

 今回は、同館に所蔵されている往来物・暦・祭礼図・地図・チラシ・ポスター・新聞・雑誌・絵はがきなど約300点を展示。1928(昭和3)年に開催された「東北産業博覧会」のポスター、東一番丁にあった映画館「文化キネマ」が毎週発行していた上映プログラム「文化キネマ・ウィークリー」、老舗百貨店「藤崎」が昭和初期に使用していた包装紙などを展示。一部の雑誌や地図は手に取って見られるようにカラーコピーを用意した。

 4月28日の開幕から現在まで約6800人が来館。今回は家族連れや女性が多く来館しているという。佐藤さんは「なかなか残っていないものばかり。この機会にご覧いただき、当時の仙台・宮城の人々の感覚やセンス、思いなどをくみ取ってもらえれば」と話す。

 入館料は、大人=200円、高校生=150円、小中学生=100円。開館時間は9時~16時45分(入館は30分前まで)。6月17日まで。今月19日・26日には無料講座「仙台・宮城の出版文化」も開く。

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